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「『スター・ウォーズ』EP1~7をザックリ解説!・後編」
こんなことは、これまでの6作品の中で、いまだかつて、1度もないんですよね。
今までのエピソードでは、全て、それぞれのエピソードごとにすっきりした作りにしながら、次回に、謎というよりは、ショックなことだけを残して続いてきたのが『スター・ウォーズ』の作り方だったんです。
だけどJ・J・エイブラムスは、今のアメリカのテレビドラマの作り方を取り入れたんですね。
だから、「2年ごとに公開する」というところに、すごくこだわって作ってます。
それどころか、予定を前倒しにするそうです。
これまで「2年に1作を公開」というところから、次のエピソード9からは「1年半ごとに公開」にして。
たぶん将来は1年ごとにしたいんだろうと思います。
「それくらいのペースで出していかないと持たない」と思っているからでしょう。
そのかわり、「これはどうなるんだ?」とか、「新たな謎が出て来たぞ!」っていうのを盛り込んだ、現代のテレビドラマ風の作りにしているっていうのが、はっきりわかります。
というのも、「この3ブロックとも“スカイウォーカー家の話”であって、そこからの『スター・ウォーズ』はスカイウォーカー家から離れる」とプロデューサーが言っているんですね。
だから、選挙によって選ばれた初代共和国大統領と、その軍事顧問組織としてのジェダイ騎士団の再建という話になるのではないかと思ってるんですけどね。
なので、現アメリカ体制の肯定……といっても、それはトランプ政権の肯定ではないんでしょうけども。
よりアメリカ人にわかりやすい形にズラすんだと思います。
まあ、これは、ある程度は当たり前のことじゃないかと僕は思っているんですけど。
今のアメリカの体制、または、アメリカが建国時に目指していた理念。
それに近いような形が、この9部作のゴールとして設定されているんじゃないかと思います。
見どころは、さっきも言いました通り“レトロな特撮”です。
「どうやって撮ったのか?」とか、「作った人、ご苦労さん」な感じですね。
あとは、『スター・ウォーズ』以外ではあんまり顔の見ない役者さんの数々。
他の映画で目にするのは、ハン・ソロ役のハリソン・フォードくらいなんですよね。
その他の、あんまり映画の役に恵まれなかった役者さんたちの人生のハイライトを見たり。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/12/06
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今回の記事はニコ生ゼミ11/26(#206)よりハイライトでお送りします。
動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!
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「『スター・ウォーズ』EP1~7をザックリ解説!・後編」
アナキン・スカイウォーカーの第1ブロック、ルーク・スカイウォーカーの第2ブロックに続く第3ブロックが、今やっているエピソード7、8、9ですね。
実は、これがどんな話なのかは、はっきりしないんですよ。
伏線を張りすぎていて、やや混乱している。
伏線を張りすぎていて、やや混乱している。
たとえば、主役のレイっていう女の子は何者なのか?
これもはっきりしていない。
彼女は「ずっと待っている」と言うんだけど、誰を待っているのか、『フォースの覚醒』を見ただけでは、なにもわからないんですよ。
これもはっきりしていない。
彼女は「ずっと待っている」と言うんだけど、誰を待っているのか、『フォースの覚醒』を見ただけでは、なにもわからないんですよ。
さらに、ハン・ソロとレイア姫の間に出来た息子・カイロ・レンは、なぜ裏切ったのかというのも、全く描かれてない。
こんなことは、これまでの6作品の中で、いまだかつて、1度もないんですよね。
今までのエピソードでは、全て、それぞれのエピソードごとにすっきりした作りにしながら、次回に、謎というよりは、ショックなことだけを残して続いてきたのが『スター・ウォーズ』の作り方だったんです。
だけどJ・J・エイブラムスは、今のアメリカのテレビドラマの作り方を取り入れたんですね。
だから、「2年ごとに公開する」というところに、すごくこだわって作ってます。
それどころか、予定を前倒しにするそうです。
これまで「2年に1作を公開」というところから、次のエピソード9からは「1年半ごとに公開」にして。
たぶん将来は1年ごとにしたいんだろうと思います。
「それくらいのペースで出していかないと持たない」と思っているからでしょう。
そのかわり、「これはどうなるんだ?」とか、「新たな謎が出て来たぞ!」っていうのを盛り込んだ、現代のテレビドラマ風の作りにしているっていうのが、はっきりわかります。
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そういうわけで、いまだにどんなお話がはっきりしないんですけども。たぶん、レイ・スカイウォーカーの話になると思うんですね。
まあ、2週間後くらいにエピソード8が公開するので、これで予想が外れていたら、赤っ恥になるんですけど。
レイというのは、おそらくスカイウォーカー家の人間なんでしょう。
ルーク・スカイウォーカーの子供かどうかは知りませんが、スカイウォーカー家だとは思うんですよ。
レイというのは、おそらくスカイウォーカー家の人間なんでしょう。
ルーク・スカイウォーカーの子供かどうかは知りませんが、スカイウォーカー家だとは思うんですよ。
というのも、「この3ブロックとも“スカイウォーカー家の話”であって、そこからの『スター・ウォーズ』はスカイウォーカー家から離れる」とプロデューサーが言っているんですね。
じゃあ、レイ・スカイウォーカーが何をする話になるのかというと、たぶん“再建”だろうと僕は思ってるんですね。
「レイが銀河共和国とジェダイ騎士団を再建する話」あたりに落ち着けば、第1ブロック第2ブロックとの整合性が保てますから。
「レイが銀河共和国とジェダイ騎士団を再建する話」あたりに落ち着けば、第1ブロック第2ブロックとの整合性が保てますから。
第1ブロックで「全てが崩れてしまって、悪の道に進む」。
第2ブロックで「そこからの復活」があったんだけども。
でも、結局ルーク・スカイウォーカーは1人ぼっちで生き残った。
ならば、第3ブロックというのは、「そんな中から、もう一度ジェダイ騎士団を作り直す」という話になるはずだ、と。
第2ブロックで「そこからの復活」があったんだけども。
でも、結局ルーク・スカイウォーカーは1人ぼっちで生き残った。
ならば、第3ブロックというのは、「そんな中から、もう一度ジェダイ騎士団を作り直す」という話になるはずだ、と。
だから、選挙によって選ばれた初代共和国大統領と、その軍事顧問組織としてのジェダイ騎士団の再建という話になるのではないかと思ってるんですけどね。
そんな中で、上手く話が転がって、一番上がるところまで上がったら「レイが銀河共和国の大統領になる」というところまで行くでしょうし。
そこまでやらないんだったら、「レイが再建したジェダイ騎士団が最高顧問機関となり、それとは別に、“アクバー提督”みたいなサケから進化したようなヤツらが、銀河帝国の大統領になる」のかもわからないですけど。
そこまでやらないんだったら、「レイが再建したジェダイ騎士団が最高顧問機関となり、それとは別に、“アクバー提督”みたいなサケから進化したようなヤツらが、銀河帝国の大統領になる」のかもわからないですけど。
・・・
これまでの『スター・ウォーズ』の6作品と、今回のエピソード7からの大きい違いっていうのは、もちろん、監督がエイブラムスだってこともあるんですけど、それ以上に「ジョージ・ルーカスがこだわっていた“アメリカ否定”がない」というところです。
たとえば、「死んだら火葬」とか、「感情を持つことは悪である」っていう、現代アメリカの文化や価値観を否定するニオイが、実は『フォースの覚醒』からは全くしないんですよね。
なので、現アメリカ体制の肯定……といっても、それはトランプ政権の肯定ではないんでしょうけども。
よりアメリカ人にわかりやすい形にズラすんだと思います。
まあ、これは、ある程度は当たり前のことじゃないかと僕は思っているんですけど。
今のアメリカの体制、または、アメリカが建国時に目指していた理念。
それに近いような形が、この9部作のゴールとして設定されているんじゃないかと思います。
・・・
てなことを予備知識として聞いていただいた後で、来週から『スター・ウォーズ』の同時視聴解説をやっていこうと思います。
見どころは、さっきも言いました通り“レトロな特撮”です。
「どうやって撮ったのか?」とか、「作った人、ご苦労さん」な感じですね。
あとは、『スター・ウォーズ』以外ではあんまり顔の見ない役者さんの数々。
他の映画で目にするのは、ハン・ソロ役のハリソン・フォードくらいなんですよね。
その他の、あんまり映画の役に恵まれなかった役者さんたちの人生のハイライトを見たり。
他にも、「冒険物語であり、成長物語としてのスター・ウォーズ」というのが、『帝国の逆襲』あたりから、はっきりわかるようになってます。
そういった、暗くない『スター・ウォーズ』の解説を、12月の1日、8日、15日と、3週連続で、金曜日の夜8時45分から前フリ放送込みで始めますので、放送時間を間違えないようによろしくお願いします。
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
みなさんからの様々な質問をお待ちしています
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