俺だったら、「一回、○○円」って、マンション中に同じチラシを配るよ。
それで、もう宣言するよ。
「○号室の△△さんに しょっちゅう教えてたので、僕もプロだからお金を取る事にしました」
「ただし、同じマンションの皆さんだから、○○円にします」って。
俺だったら、○○円の上から大きく×を書いて、少し安い金額を書いて、やるけどなぁ。
適正価格は、30分、一万円なんでしょ?
もう自分の部屋を借りて、一万二千円の上に×を書いて、一万円って書いたチラシを作る。
そのお爺さんだけに言っても、そのお爺さんが周りの人に言うかもわかんないからさ。
だったら、もう最初から公正に「○○円でやっている」って言って、「他に2,3人も客が付いたら、ラッキー」ぐらいの考えでやる。
だって、それに教えていたら「なるほど、こういう商売があるんだ」と思って、そういう専門家になるかも分からないでしょ?
向いてる、向いてないで言えば、そんな事に向いてる人は いないんじゃないかと思うしね、70歳を超えてる爺さんにパソコンを教えるなんて(笑)。
そのお爺さんが望んでいるのは、テキストにしてもらう事ではなくて、“いつ電話をかけてもいい”という感じなんでしょ。
アメリカでは主治医が名刺を渡すときにランクがあって、月に25万円の主治医って、プライベートの名刺をくれるんだよね。
それは「9時から17時までだったら、いつ電話をかけてもいい」って名刺なんだって。
これが月25万円の主治医。
それで、もう少し上の値段になってくると「24時間、いつでも電話してください」って名刺になるんだって(笑)。
その名刺には、電話番号も別になってる。
だから、そのお爺さんが望んでいるのは“24時間いつでも電話”なのか、“9時~17時”なのかっていう、料金体系がハッキリしてればいいんじゃないの?
今は料金体系がハッキリしてないから、とりあえず電話してくるわけでしょ。
これが、「この時間に電話かけたら、○○円になる」って分かったら、行動が変わるかも分かんないじゃない。
近所づきあいもあるだろうから、だからこその割引(笑)。
「実は私は他所では1時間3万円で教えています」って言えばいいじゃん。
その為に僕は君を3万円で雇うよ。
これで取引成立(笑)。
実際に、そのお爺さんはスキルの価値が分かってないとも思う。
だから、そこら辺のイライラもあると思うから、それは有料化したらハッキリと分かると思うんだよ。
「もう本当に、“いつでも電話かけてもいい”って形にしたいんだったら、こっちのコースにしてください」って。
「実は僕は、こういう事をやってますから、それで応えます」と。
「それでもし“近所のよしみで、無料で”という事にするんだったらば、月に一回しかムリです」って言う。
それで渋るんだったら、仕方が無いよね。
そういう事を言ってこなくなるか、いっそ金を払ってくれるか、どっちかがいいんでしょ?
そのお爺さんが常識を弁(わきま)えるとは、どうも思えないから。
でも多分、やめるときは怒ってやめると思うんだよ。
「近所なのに!」とか。
その時に、何も言われない為の防衛策として、全フロアにチラシを撒いておくんだよ。
「すでに○○さんとは、○○回の打ち合わせでiPadが使えるようなりました!」とか勝手に書いてさ(笑)。