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「TV版『悪魔くん』は、水木しげるの妥協力で生まれた!」
前号より続きです
原作と全く関係なくなったんですね。
その楽しい番組の中に、怪獣ペロリゴンというのが出てきます。
これは口から出てくる唾液で何でも溶かして食べてしまうという怪獣です。
当時、『悪魔くん』の原作を別冊マガジンで連載してるんですよ。
で、翌月の12月に載ったのがビチゴンです。
養豚場で生まれて豚のウンチを食いまくり、結果的に口からウンチを吐いて暴れる「怪獣ビチゴン」を描いているんです。
鬼太郎とネズミ男が、筏に乗って流されて食べるものがないから、お互いのうんこを食べるっていう話です(笑)。
だから「しょうがねえな、ここでも毎日うんこか。」ってうんこを食べてるっていうオチです。
もう本当に、ひどい漫画家なんですよね(笑)。
本当はそのビチゴンをテレビに出したかったんだけども、テレビの方はもちろんダメだった。
そしたら、もう1人が「バカ、よく見ろ。テレビじゃない、あれはビチゴンだ!」って答えてるんですよ。
しかも3色も展開してたんですよ。
このえんじ色の他に紺色と白(笑)。
もう本当に、「このビチゴンを、何人が知ってるんだろう?」って考えたら、よくぞ商品展開してくれたなぁと嬉しくて、思わず買ってしまったのでした。
というわけで、これも僕にとっては【捨てられないTシャツ】の1つです。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/02/07
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「TV版『悪魔くん』は、水木しげるの妥協力で生まれた!」
前号より続きです
さて、いよいよこのビチゴンの話です。
いくらでも妥協できる水木しげる先生が、『悪魔くん』という原作をテレビに使うのを許可しました。
テレビ版『悪魔くん』の特撮ドラマは、ただ単に悪魔くんが復活してきて、色んな怪物と魔法を使って戦うっていう楽しい番組になっています。
原作と全く関係なくなったんですね。
その楽しい番組の中に、怪獣ペロリゴンというのが出てきます。
これは口から出てくる唾液で何でも溶かして食べてしまうという怪獣です。
まあこういう形してるんですよ。
しかし、水木先生は、どうもこれには、なんか引っかかりがあったようです。
当時、『悪魔くん』の原作を別冊マガジンで連載してるんですよ。
少年マガジンから別冊マガジンに移って描いてました。
1966年の11月、テレビが放映された月に、別冊マガジンに予告が載っています。
「水木しげる先生から、素敵なお年玉があるぞ!みんな楽しみにしてよう!」って。
で、翌月の12月に載ったのがビチゴンです。
養豚場で生まれて豚のウンチを食いまくり、結果的に口からウンチを吐いて暴れる「怪獣ビチゴン」を描いているんです。
TV版のペロリゴンが気に食わなかったみたいなんですよ。
水木怪獣としては(笑)。
水木怪獣としては(笑)。
しかも、水木先生ね、別冊マガジンだから養豚場のうんこを食べるで妥協したんですよ。
あれ本当は、人間のうんこを食べるにしたかったはずです。
というのも、水木しげる先生は、『ゲゲゲの鬼太郎』の少年マガジン連載版でも、うんこを食べるっていう話を描いるんですよ。
鬼太郎とネズミ男が、筏に乗って流されて食べるものがないから、お互いのうんこを食べるっていう話です(笑)。
南の島に流れ着いて、「やったー!これで食い物がある!」って言ったら、その南の島の人達も皆自分たちのうんこを食べてた。
だから「しょうがねえな、ここでも毎日うんこか。」ってうんこを食べてるっていうオチです。
そういう話を描いてるんです。
もう本当に、ひどい漫画家なんですよね(笑)。
本当はそのビチゴンをテレビに出したかったんだけども、テレビの方はもちろんダメだった。
それで、別冊マガジンでビチゴンを出すことにした。
それは行けたんですけど、編集部から「人間のうんこはダメだ」って言われたんでしょうね。
で、しょうがないから渋々、養豚場で生まれたから、豚のうんこを食べるという取ってつけたような設定にしたわけです。
その結果、豚のうんこを吐き出すビチゴンという怪獣になったという流れがあったわけです。
その結果、豚のうんこを吐き出すビチゴンという怪獣になったという流れがあったわけです。
原作の漫画の方を読んでみたら、この怪獣が出てくる時に、逃げてる人が「あ、ペロリゴンだ!」って言うシーンがあるんですよ。
そしたら、もう1人が「バカ、よく見ろ。テレビじゃない、あれはビチゴンだ!」って答えてるんですよ。
テレビと漫画との関係が、それとなく察しられて面白いです。
このTシャツは、、水木しげるロードのお土産Tシャツ売り場で、売ってたんですよ。
他にもメジャーなキャラクターや妖怪が山程いる中で、わざわざビチゴンのTシャツを作ってくれた!
しかも3色も展開してたんですよ。
このえんじ色の他に紺色と白(笑)。
もう本当に、「このビチゴンを、何人が知ってるんだろう?」って考えたら、よくぞ商品展開してくれたなぁと嬉しくて、思わず買ってしまったのでした。
というわけで、これも僕にとっては【捨てられないTシャツ】の1つです。
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
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