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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/03/18・増刊号
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今回は、ニコ生ゼミ3月18日(#222)から、ハイライトをお届けいたします。
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「ルパンシリーズで『ルパン三世 カリオストロの城』の最後にだけ “完” の字が出る理由」
『ルパン三世 カリオストロの城』の最後に出てくる “完” の話。
ルパン三世シリーズで唯一、最後の終わり方に完結の“完” って字が書いてあるのはコレだけだって話。
これは藤津亮太さんって人が、カリオストロの城のコンテ絵の中の解説で書いてたんですけども。
そうなんですよ。
宮崎さんの中で、「ルパンは これ以上、描く必要が無い」と思ってたからの “完” なんですよね。
だからルパンは、これからもニセモノを追いかける生活をします。
「そんなルパンを見ても、しょうがないでしょ?」っていうですね、“ルパン三世” という作品全体に対する三行半(みくだりはん)というのを突きつけているから。
だから唯一 “完” という字が付いてるんですけども(笑)。
それぐらい宮崎駿というのは、原作を徹底的に消費しちゃう人間なんです。
だから宮崎駿に能力があるのは分かっていても、マンガ家とか小説家とか そういう人が、「映像化してくれるんだったら高畑勲さんの方がいい」っていうのは、高畑勲がすごく原作を大事にしてくれる人だから。
それに対して宮崎駿は原作をレイプする人間だっていうのを知ってるからなんですね(笑)。
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