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ハシモトさん のコメント

質問も回答もビジネスについて視点と考察が小学生レベルすぎて突っ込みどころが多すぎるけど、まずそもそも漫画家の儲けは、最低限の保障相当の原稿料でも、ささやかな副次収入レベルの電子書籍やWeb掲載料でもなくて印税です。
そして漫画村って、閲覧者からすれば無料だけが他に無い価値であって有料で成立するようなものじゃないから、広告収入しか収入がありえないんだけど、広告収入って閲覧稼げれば個人や小規模でやるビジネスとしては成り立つけど、逆に言えば所詮その規模のビジネスであって、漫画村が掲載してるらしい漫画の数に対して払える額なんて、例えば月毎でページあたりに閲覧数掛けで払おうとしても、小学生の小遣いにすらならないですよ。
多数の漫画家を扱えるような出版社みたいな企業は、広告する側、なんでね。
あとこれもそもそもビジネスを考えれば当然なんだけど、原稿料の著作権者は出版社でしょう。
出版社は著作権を持つことでその漫画のが売れた時にしっかりと利益を得られるからこそ、その漫画を売るために雑誌をはじめとする広告や売り場の確保や様々な努力をするわけで、そういうコストがかかってるからこそ漫画がしっかり売れていくわけで、出版社と漫画家は大枠としては分業できてるからこそ出版というビジネスが成立してるんですよ。
小学生の小遣いになるかどうかもわからない「供託金」を、著作権者ではない漫画家に提示して、どんな商売が成立すると思うんでしょうか。
漫画村はそういう過程をすっ飛ばしてすでに出来上がった物のあがりをかすめてるだけであって、それは当然その物を出来あがらせた側に不利益になるわけで、結果として出来上がること自体へのマイナスになるんですよ。
ごく単純に、漫画村は扱っている物に対してそれを扱うに足るだけの対価を支払ってないから漫画村側だけのビジネスとして成立してるだけなんで。
No.31
80ヶ月前
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/04/06 ─────────────────────────────────── 今回は、ニコ生ゼミ3月25日(#223)から、ハイライトをお届けいたします。 動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから! ↓ http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive ─────────────────────────────   「 なぜ漫画村に連載を申し出るマンガ家がいないんですか? 」 質問:  例の漫画村の騒動のあと、漫画村のユーザーが1.8倍に増えたそうです。  その数は日本人のツイッター利用者数を上回る人数だとか。  ある意味、漫画村って、今 一番 読まれている雑誌なわけですが、そこで連載している人は何故か一人もいません。    あくまで頭の体操として、思考実験として、モラルは取っ払って考えます。  これって全国のマンガ家にとって、漫画村で連載を申し出るチャンスじゃないでしょうか?    結構アウトなサイトだったニコニコ動画 自身も、最初は著作権的にはアウトなサイトだったのに、それがキレイになっていった。    それと同じ過程が、これからは漫画村にも必要なはずで、漫画村的にも実績が欲しいはず。    もし原稿料を出してくれるのだとしたら。  もっと言えば、漫画村が上手く政治と折り合いを付けて 今後も続くのだとしたら。    上手く言えないのですが、マンガ家の側にとって漫画村は、人気作品がアクセス数を稼いでいる実態がありつつもマンガで暮らせないヤツがいなくなる、究極のマンガ家 共産圏では無いでしょうか?  ─────────────────────────────  つまり この人は、「実は今 日本で一番 売れている・読まれている雑誌は漫画村ではないか」と考えているんですね。  「じゃあ、なんでマンガ家は漫画村に持込みしないんだ?」と。  つまり、何で「漫画村でしか読めないオリジナルのマンガです」っていうふうにやっちゃうムチャクチャなヤツがいないんだと。  そういう思考実験をやってるんですけども、思考実験としては凄く面白いです。  視点も発想も、凄く面白いです。  今、現実のマンガ家は正常化への道が見えないので、アクセスブロックっていうのを行政の方でも言い出してるわけですよね。  日本の資産である “マンガ文化” っていうのが、このままでは経済的に破綻してしまうので、アクセスブロックなどの手段を取るかも分からないなんて事を言ってるんですけども。  ま、そこにまで至るには、結構 時間がかかるでしょう。  で、多分 これは時間との勝負だと思うんですよね。  もし漫画村が作者に、たとえば漫画村の売り上げの10パーセントから17パーセントぐらいの還元を言い始めてしまったらですね。  つまり、ここから色々と関わる訴訟問題とかを考えたら、「実は総売り上げの10パーセントから17パーセントぐらいをマンガ家に渡します、還元します」と。  それで「払って欲しい人は こちらの方で、どのマンガが どれぐらい見られてて、それによって売り上げが どのぐらいあったのかデータを取ってますから、おたくの口座に振り込みますよ」なんて事をされたら、出版側の大義が無くなるわけですね。  「漫画村のせいでマンガが潰れる」っていう大義が無くなっちゃう。  ただ単に超メジャーな、いわゆるAmazonみたいな出版社が一つ出来るだけですから。  で、これに漫画村が気づいて、この手を取り出す前に、つまり、こういうアナウンスをする前に叩き潰せれば、おそらく出版社側の勝ちなんですよ。  で、アクセスブロックをされる前に漫画村がマンガ家たちに還元を始めたり、実際に還元を支払わなくても、「還元用に供託金を準備している」と。  それで「供託金は、この国の、この口座に ちゃんと貯めている」という事をアピールされたら、出版側の負けなんですね。  だから実はコレって時間との勝負であり、どこまで先を漫画村が考えてるのか。  ここのところの一、二年しか考えずに、もう儲けて抜けを考えるんだったら、漫画村っていうのは あと一年ぐらいが手仕舞いで、そろそろ撤退の時期でしょうし。  そこから先に行くんだったら、「実は私たちはマンガ家に払う意思はある! 出版社には払わねぇよ!」と。  「17パーセントが少ないって言うんだったら、じゃあマンガ家と出版社とのKindleの契約書を見せてよ」と。  「お前ら、絶対に17パーセントも払ってねぇだろ!」っていうのが、出版社にとっては すごい痛い突かれ所なんですよね(笑)。  なので実はコレって、マンガっていうのを正常にしようっていう事にも出来る。  それは “出版社” っていう負担から “マンガ家” を解放してあげようという “大義名分” を言い出したら、すでに日本で一番 読まれているマンガ雑誌として “漫画村” って、かなり勝てる体勢にはあるんですけどね。  どっちになるのか、よく分からないところですね。  本当に時間との勝負ですから。 ─────────────────────────────────── 動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから! ↓ http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive ─────────────────────────────────── いかがでしたか? 「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。 番組内で取り扱う質問はコチラまで! よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。 みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。 だから僕は、質疑応答が大好きです。 みなさんからの様々な質問をお待ちしています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)      ヤムアキ      起こしのヤスタカ(FREEex)      歴史のカオリ(FREEex)      マグネシウムのタツヤ(FREEex) ─────────────────────────────────── 岡田斗司夫 and Special Thanks To読者のあなた ─────────────────────────────────── Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved. ─────────────────────────────────── ■お問い合わせ 有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、 『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
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