閉じる
閉じる
×
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/06/07
───────────────────────────────────
───────────────────────────────────
おはよう! 岡田斗司夫です。
今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、5月26日 特別講義をお届けします。
「アムロの成長 ~『機動戦士ガンダム』より」
ガンダムに乗って、ホワイトベースを脱走するアムロ。
みんなに説得されて、フラウ・ボゥ はバギーでアムロを迎えに行きます。
隠れている場所にたどり着いたフラウ・ボゥは、アムロを説得しようとしますが……
「俺はやらされている」 「みんなのためにやっている」 と言う気持ちがずっとありました。
それにつれて、自分でも気づかないうちに気持ちも変わっていたわけです。
その気持ちがどう変わったか、アムロの言葉としては語られてはいないんですけど、この回を見るとはっきりわかります。
ここで飛んでいけばかっこいいんですけど、歩きながら去ります。
ちょっとロボットアニメっぽくない?
ひっさしぶりに、いい作画の回なんです。
「よりによって、この回でこんなに作画が良くなくても!」
このバギーがね、後ろ向いてないんですよ。
アムロがガンダムで立ち上がった時、バギーが左正面側を向いている。
だからフラウ・ボゥは、手前にまわりこんでバギーに乗り、右旋回でバックしながら、頭をガンダムの方に向け、それから走り去っていきます。
コンテに描いてあるから やったんでしょうけど。
こういう細かい細かい ちょっとしたこだわりを重ねることで、リアリティを作ってくれてます。
今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、5月26日 特別講義をお届けします。
DMM オンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室~オタク話から評価経済まで〜』の入会はこちら→https://goo.gl/PNPSC2
───────────────────────────────────
「アムロの成長 ~『機動戦士ガンダム』より」
(今までのお話)
ブライトがミライに、「アムロをガンダムのパイロットからはずす」と話しているのを聞いてしまったアムロはショックを受けます。
ガンダムに乗って、ホワイトベースを脱走するアムロ。
みんなに説得されて、フラウ・ボゥ はバギーでアムロを迎えに行きます。
隠れている場所にたどり着いたフラウ・ボゥは、アムロを説得しようとしますが……
**********************************
せっかくフラウ・ボゥ が迎えに来てくれたんですけど、アムロは目の前でガンダムのコックピットに入り
「僕の気持ちがわかるもんか!」
と言いながら、コックピットのハッチを閉めてしまうわけです。
中二病と言えば中二病っぽいんですけど、やっぱりこのプロセスは一回絶対やっとかなきゃいけなかった。
もともとアムロは、ガンダムのパイロットをやりたくて始めたわけじゃありません。
「俺はやらされている」 「みんなのためにやっている」 と言う気持ちがずっとありました。
仕方なく戦っていくうちに、それでもどんどん戦闘力が上がっていきます。
それにつれて、自分でも気づかないうちに気持ちも変わっていたわけです。
その気持ちがどう変わったか、アムロの言葉としては語られてはいないんですけど、この回を見るとはっきりわかります。
ガンダムを降りろと言われたとき、それまでのアムロだったら、
「それでもいいですよ」
と答えたはずなんです。
ところが、いつの間にか
「(自分ががんばっているのに)ガンダム(の性能だけ)が認められているのはイヤだ」
という気持ちに変わっていたのです。
だから、
「帰って来い」
と言われても、
「僕の気持ちがわかるもんか」
という返事になってしまうのです。
アムロの成長という意味では、『再会、母よ・・・』もあったし、『ククルス・ドアンの島』もあったし、『時間よ、とまれ』もありました。
でも、40話あるシリーズの中で、アムロが自立するための転換点としては、ここが一番重要なエピソードだと言えます。
感情的には しんどいエピソードですけど。
この転換点を超えることで、最終的には戦闘に積極的に関与していく人間になっていくわけですから。
この転換点を超えることで、最終的には戦闘に積極的に関与していく人間になっていくわけですから。
ハッチを閉めたアムロは、ガンダムに乗ったまま去ります。
ここで飛んでいけばかっこいいんですけど、歩きながら去ります。
で、フラウ・ボゥが、
「待ってアムロ!」
って叫んで、歩いているガンダムのあとから、バギーで走っていくという(笑)
当たり前と言えば当たり前なんですけど、マヌケと言えばマヌケな。
ちょっとロボットアニメっぽくない?
その割に、今回、やったら作画がいいんですよねぇ。
ひっさしぶりに、いい作画の回なんです。
「よりによって、この回でこんなに作画が良くなくても!」
って思うんですけど(笑)
で、この構図、好きです。
このバギーがね、後ろ向いてないんですよ。
アムロがガンダムで立ち上がった時、バギーが左正面側を向いている。
だからフラウ・ボゥは、手前にまわりこんでバギーに乗り、右旋回でバックしながら、頭をガンダムの方に向け、それから走り去っていきます。
こんな作画、めんどくさくってやりたくないと思うんですよ、現場の人間も。
コンテに描いてあるから やったんでしょうけど。
こういう細かい細かい ちょっとしたこだわりを重ねることで、リアリティを作ってくれてます。
この構図、マヌケはマヌケなんですけど、僕、かなり好きですねぇ。
去っていくガンダムの背中がちょっと寂し気に見えるところが好きですね!
第18話『灼熱のアッザム・リーダー』より
**************************************
いかがだったでしょうか?
DMMオンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室~オタク話から評価経済まで〜』の入会はこちら→https://goo.gl/PNPSC2
───────────────────────────────────
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
みなさんからの様々な質問をお待ちしています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
ヤムアキ
起こしのヤスタカ(FREEex)
歴史のカオリ(FREEex)
マグネシウムのタツヤ(FREEex)
マグネシウムのタツヤ(FREEex)
───────────────────────────────────
岡田斗司夫
and
Special Thanks To読者のあなた
───────────────────────────────────
Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
───────────────────────────────────
■お問い合わせ
有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
チャンネル会員ならもっと楽しめる!
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
岡田斗司夫ゼミからのお知らせ
更新頻度:
毎日
最終更新日:
チャンネル月額:
¥550
(税込)