閉じる
閉じる
×
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/08/02
───────────────────────────────────
───────────────────────────────────
おはよう! 岡田斗司夫です。
今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、7月23日 特別講義をお届けします。
「ホワイトベース内のスクールカースト 『機動戦士ガンダム』より」
「ええ。”オデッサ・デー発動までは動くな” 何度も調べてみたわ。」と答えるとセイラの声。
だからもうクッションをブリッジに持ち込んで、そこでお互いダラッとした格好で話している。
自分の部屋に帰って寝ることも出来ないような緊急体制がずっと続いていることを表しています。
アムロを独房に入れていて、ガンダムが今使えないから、ずっと警戒しっぱなしになってるんです。
セイラ「ええ。」
ブライト「このままではヤツに捕まるぞ。」
セイラ「そりゃそうだけど、マーカーとオスカを休ませなくっちゃ。」
ブライト「あの2人が1番働いてるかもしれないな。」
こんな会話をしているところにミライさんが帰ってきます。
ミライ「仲間に入れてもらえて? チビちゃんたちの繕い物は終ったわ。」
セイラ「あなたもマメね」
という女同士の会話が続いて、セイラがミライの膝枕で寛ぐというシーンが入ります。
その危険性を語っているんです。
彼らは用事があるときしかブリッジに来ない。
いつの間にかホワイト・ベースの中で、スクールカーストの1軍みたいなものが作られている。
それが、ちょっと見ただけでわかるようになってます。
でもそこには、自分よりも絵が上手いヤツらがいくらでもいる。
そのために、もう仲間に入れなかった。
そういうエピソードを、富野監督が自伝の中で書いてます。
いるのはいつも、真崎守とか、上手くて手塚治虫にも気に入られている人たち。
そういう人達だけが本社のいい部屋にいて、俺は仕事に呼ばれてすぐに帰るだけと、拗ねた感じのことを自伝で書いていました。
たとえば、「アムロをどうするのか?」みたいな話をここでやっているんですけど、実際に、ここにいるセイラとかブライトはアムロに会いに行ってないんですよ。
行かないで、ここで話すだけで済ませちゃってるんです。
**************************************
今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、7月23日 特別講義をお届けします。
DMM オンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室~オタク話から評価経済まで〜』の入会はこちら→https://goo.gl/PNPSC2
───────────────────────────────────
「ホワイトベース内のスクールカースト 『機動戦士ガンダム』より」
第20話『死闘!ホワイト・ベース』。
冒頭は、繕い物をするミライさんのシーンから始まります。
ブリッジで、小さい子供達の洋服のホツレを針と糸で繕うミライさんの映像です。
それをずーっと見せたまま、ブライトとセイラの声がその映像に重なります。
それをずーっと見せたまま、ブライトとセイラの声がその映像に重なります。
「暗号解読が間違ってないんだろうな。」とブライトの声。
「ええ。”オデッサ・デー発動までは動くな” 何度も調べてみたわ。」と答えるとセイラの声。
ようやくその2人が映ると、こういう感じになってます。
仮眠をとるということでもなく、だからといって戦闘配置というわけにもいかない。
だからもうクッションをブリッジに持ち込んで、そこでお互いダラッとした格好で話している。
自分の部屋に帰って寝ることも出来ないような緊急体制がずっと続いていることを表しています。
なぜ、こんな緊急配置が続いているのか。
アムロを独房に入れていて、ガンダムが今使えないから、ずっと警戒しっぱなしになってるんです。
ブライト「ランバ・ラルって言ったな。」
セイラ「ええ。」
ブライト「このままではヤツに捕まるぞ。」
セイラ「そりゃそうだけど、マーカーとオスカを休ませなくっちゃ。」
ブライト「あの2人が1番働いてるかもしれないな。」
こんな会話をしているところにミライさんが帰ってきます。
ミライ「仲間に入れてもらえて? チビちゃんたちの繕い物は終ったわ。」
セイラ「あなたもマメね」
という女同士の会話が続いて、セイラがミライの膝枕で寛ぐというシーンが入ります。
このシーンの目的は何か。
もちろん、まずホワイト・ベースが今どんな状態にあるのかという説明のためです。
でも、それだけではなくて、同時にブリッジの「いつメン」というんですかね。
いつもいるメンバー達のみが本音を語り合う関係になっている。
いつもいるメンバー達のみが本音を語り合う関係になっている。
その危険性を語っているんです。
いつの間にかこのブリッジにいるのは、見た目も良くて年齢も比較的高くて、頭がいい、そういうリア充っぽいクルーの集まり場所になっている。
だからカイ・シデンにしても、ハヤト・コバヤシにしても、リュウ・ホセイにしても、このブリッジで寛いでいたりしない。
彼らは用事があるときしかブリッジに来ない。
でもこの3人、ミライ、ブライト、セイラはいつもブリッジにいて、その結果、寛いでいる。
いつの間にかホワイト・ベースの中で、スクールカーストの1軍みたいなものが作られている。
それが、ちょっと見ただけでわかるようになってます。
実は、富野由悠季自身、虫プロで似たような経験をしたようです。
当時の虫プロは、日本中から手塚治虫の元でアニメを作りたいと、優秀な絵描きたちが集まっていました。
富野由悠季もそういう仲間に憧れ、その中に入りたくて虫プロに参加しました。
富野由悠季もそういう仲間に憧れ、その中に入りたくて虫プロに参加しました。
でもそこには、自分よりも絵が上手いヤツらがいくらでもいる。
そのために、もう仲間に入れなかった。
そういうエピソードを、富野監督が自伝の中で書いてます。
それをちょっと彷彿とさせます。
富野由悠季は、このブリッジにいない方の人だったのですよ。
いるのはいつも、真崎守とか、上手くて手塚治虫にも気に入られている人たち。
そういう人達だけが本社のいい部屋にいて、俺は仕事に呼ばれてすぐに帰るだけと、拗ねた感じのことを自伝で書いていました。
でも別の人が書いた虫プロの本を読むと、みんなは別に富野さんを排除したつもりはない。
そうじゃなくて、富野さんはプライドが高くて、皆の仲間に入ってこなかったと言っています。
そうじゃなくて、富野さんはプライドが高くて、皆の仲間に入ってこなかったと言っています。
そこら辺の空気感がリアルにこのホワイト・ベースのブリッジに現れているなと思います。
この状況、何が問題かと言うとですね。
たとえば、「アムロをどうするのか?」みたいな話をここでやっているんですけど、実際に、ここにいるセイラとかブライトはアムロに会いに行ってないんですよ。
行かないで、ここで話すだけで済ませちゃってるんです。
(中略)
ブライトがしていることは結局、気まずい対立を避けて、身内同士で話し合うことだけで、問題を解決しようとすることなんですよ。
でもそれでは、本当は何も解決はしないんです。
**************************************
いかがだったでしょうか?
DMMオンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室~オタク話から評価経済まで〜』の入会はこちら→https://goo.gl/PNPSC2
───────────────────────────────────
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
みなさんからの様々な質問をお待ちしています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
ヤムアキ
起こしのヤスタカ(FREEex)
歴史のカオリ(FREEex)
マグネシウムのタツヤ(FREEex)
マグネシウムのタツヤ(FREEex)
───────────────────────────────────
岡田斗司夫
and
Special Thanks To読者のあなた
───────────────────────────────────
Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
───────────────────────────────────
■お問い合わせ
有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
チャンネル会員ならもっと楽しめる!
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
岡田斗司夫ゼミからのお知らせ
更新頻度:
毎日
最終更新日:
チャンネル月額:
¥550
(税込)