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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「宮崎駿には言わないで! 大人のための 『紅の豚』 講座」
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「宮崎駿には言わないで! 大人のための 『紅の豚』 講座」

2018-11-20 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/11/20
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    今回は、ニコ生ゼミ11月11日(#256)から、ハイライトをお届けいたします。

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     宮崎駿には言わないで! 大人のための 『紅の豚』 講座

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     11月11日のニコ生ゼミも『紅の豚』で行ってみようと思います。

     無料版は、「ジーナとどうなったか?」の解答編ですね。


     要するに『紅の豚』でよく出てくる話で「結局、ポルコはジーナとはどうなったんだ?」という話の解答編というのをやってみます。

     それで次の「なぜポルコは豚になったのか?」という謎の出だしから少しぐらいまで無料版で行けると思います。

     それで有料版の方ではそれの解答編と、あとは「『紅の豚』を10倍楽しむための雑学」という感じです。

     だいたい大きい話のブロックは3つぐらいでやろうと思います。

    ・・・

     僕は『紅の豚』は宮崎駿 自身の私小説だと思ってるんですね。

     私小説と言うのは文学にある形式で、作家自身の体験談とか、自分自身の内面を作品化したもので、日本文学ではよくあってですね。


     僕が中学の時や高校の時に、文学の、国語の現代文で読まされるヤツで出てきてて、あんまり好きじゃないんですよね。

     っていうのは、小説家だからといって面白い経験をしているワケではないのでですね(笑)。


     そういう人の書く私小説っていうのは、自分の内面を何かに例えたりして、一生懸命 描こうとしているんですけども。

     ま、僕はその頃は中学生や高校生ぐらいですから、もっと “お話” が読みたかったわけですよね。

     何か破天荒に展開していく “お話” みたいな作品が読みたいので、そういうのが好きじゃなかったんです。 


     けどもですね、ちょっとこの『紅の豚』に関しては、あきらかに宮崎駿の私小説・自分の内面を描いたモノなんだけども、エンターテイメント作品として成立しているところが面白かったんですよね。

     なので、11月11日のニコ生ゼミでは、そういう見方を紹介したいと思います。


     ただ、私小説的っぽいモノは。

     ま、『エヴァンゲリオン』なんかも典型的なんですけども、「映画を深く掘る」っていうのは、精神的な健康を害するという部分もあってですね。

     こういう事ばっかり考えていると、ジブリアニメを素直に見れなくなるんですね(笑)。


     正直に言って、ジブリのアニメを。

     楽しいジブリのアニメを素直に見れなくなる。

     だから『紅の豚』を、「素敵で、楽しくて、キャラがいっぱい出てくる楽しいアニメだなぁ」と思っている、もしくは思いたい少年少女たちは、岡田斗司夫のゼミなど見ない方がいいと思います(笑)。


     ただ、大人になって、いろんな事を考えるようになった後では、「あぁ、こういう深みもあったのか」という楽しみも出来るようになるので。

     ま、大人になってから見てください。

     だから11月11日のニコ生ゼミは『大人のためのジブリ講座』というふうに進めて行こうと思います。


     あと、もう一つ。

     なんでこういう “私小説” の話をしたのかというと。


     こういう私小説的な内容っていうのは、作者自身も無自覚、もしくは「隠せてる」「バレてない」と思ってる場合が凄く多いんですよ。

     だから万が一なんですけども、もし宮崎駿さん本人に会う機会があっても、絶対に言っちゃダメですよ(笑)。


     そういう事を言って、作家が潰れたり、傷ついたりすると、損をするのは僕らの方なのでですね。

     どうぞ自分たちの周りだけで、宮崎駿 以外のところで楽しむようにしましょう。


     鈴木敏夫にはいくら言ってもいいですけども、宮崎駿には言わないようにお願いします(笑)。
     
     
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