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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/11/19・増刊号
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今回は、ニコ生ゼミ11月18日(#257)から、ハイライトをお届けいたします。

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 PHP新書より新刊『ユーチューバーが消滅する未来』が発売されました

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 PHP新書『ユーチューバーが消滅する未来』という本を書きました。

 これは近未来の予想の本なんですけども。


 今はブログの記事の自動生成が出来る。

 現にアメリカでは、そういうブログの記事の自動生成っていうのをAIがやっているんですけども。


 あとは合成ボイス。

 AIが作るというか、電子的に作られた人間の声の品質が、どんどんどんどん上がっていっている。


 それで、その次の段階に現代は来ていてですね。

 フェイク記事のタイトルってあるじゃないですか。

 ああいうフェイク記事のタイトルも、AIが作るという時代になってきてるんですね。

 「この記事に、どういうタイトルをつければ、いっぱいPVが稼げるのか?」というのも、どんどん研究がされていると。


 で、これを組み合わせると、どういう事になるのかというと。

 普段、今僕らが見ているニュースを、今一番ウケるニュースやトピックをAIが自動生成し、それを合成音声で読み上げると。

 そういうモノが出来るようになるだろうと。

 もちろん、それがバーチャルユーチューバーのようなAIで動くんですね。

 そんなふうになってしまうと、AIユーチューバーが出てくる未来っていうのが簡単に予想できるわけですね。


 それが、この本の中に書いています。

 
 たとえば2010年から2020年ぐらいの大きい動きが、テレビからユーチューブの方に影響がシフトしていったとしています。

 それでテレビの影響の半分がユーチューブに行くっていう状況になっていると。


 そこから今年あたりからバーチャルユーチューバーが出てきて、2025年ぐらいにかけて、ユーチューブの影響力がバーチャルユーチューバーの方へ抜けていく。

 これもまぁ、半分ぐらい抜けていく感じになるだろうと。


 それで2020年ぐらいからの動きだとは思うんですけども、バーチャルユーチューバーが、AIユーチューバーに取って代わる。

 AIユーチューバーっていうのは、さっき話したとおり、ニュース時代の生成もAIがやり、それの音声の合成もAIがやってですね、オマケにそれに対して動きを付けるんですね。

 アニメーションの動き、バーチャルユーチューバーみたいなものも、すべてAIがやってしまう。


 で、人間がやる、いわゆる “やってみた系” ってあるじゃないですか。

 「こんな つまんない事 をやってみました」 「こんな新製品が出たので使ってみました」っていうやつは、「それは人間がやるから、残るんじゃないか?」と僕らは思うんですけども。

 そういうものを紹介するユーチューブというのも、どんどん生まれてくるに違いないと。


 なんせAIがバーチャルユーチューバーを始めちゃうと、全部 自己生成で出来ちゃうもんですからですね、極端な話、新作動画が5分に1本とか、1秒に1本で出来ちゃうわけですよ(笑)。

 で、そういう世の中に無数にあるAIが、5分に1本とか、1秒に1本の新作ユーチューブを上げてしまったらですね、人間が上げるのは敵わないんですね。


 人間がどんな面白い事をやっても、あっという間に、それよりもうちょっと面白くブラッシュアップした動画をAIさんが作ってしまうのでですね、これはかなりヤバイような状態になっていると。

 だから僕らの5年後とか10年後の未来っていうのは、AIが作り続ける1日に何億本という、また絶妙な80秒とか43秒とか見やすい感じのユーチューブを、ずーっとずーっと見ているだけで1日が終わると。


 そんな世界になるんじゃないのかな?

 というのが、この本の第三章ですね。


 「AIがユーチューバーを淘汰する」

 それがユーチューバーが消滅する未来なんですけど。

 それを含めて、10の章で出来ています。


 序 章 「未来格差」に備える 
 第1章 未来予測の3大法則 

 
 そんな、いわゆる基本法則から始まって。


 第2章 自分を「盛る」時代 


 自分を盛る時代がやって来る。
 インスタ映えの事ですね。


 第3章 AIがユーチューバーを淘汰する 
 第4章 アイドルは新時代の貴族になる 


 そんな所から始まって。


 第5章 アマゾンが不動産へ進出 


 など、まぁいろいろ細かい事が書いているという本であります。

 まぁ、そんな世界でも僕らが楽しく生きる方法というのも書いてるから、よろしくお願いします。

 Amazonにも載ってますし。


 電子本と同時発売って書いてるんですけども、PHPがそれの準備が遅れているみたいなんで、まだ今は紙の本しかないですけども。

 よろしくお願いします。

・・・

 それで実は、ニコ生のバックナンバーに、この内容は入ってるんですよ。

 去年の12月の一番最後の週に、僕がニコ生の生放送で話した内容なんです。


 ニコニコのチャンネル会員の方は、去年の最後のニコ生動画を検索して見てくれたら、ここで話している内容というのは、ほぼ裏と表の放送で話していますから。

 そっちの方で、よろしくお願いします。
 
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