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 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第26号 2013/3/25
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【今週のコンテンツ】恋多き女は古い!彼氏は3「種類」確保すべし
【今週の書き起こし】「彼氏3人理論」
【岡田斗司夫なう。】「ひろゆきのせいだ」「毒ふりまいてますね」岡田×カワンゴ対談ヒートアップ!
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◆【今週のコンテンツ】恋多き女は古い!彼氏は3「種類」確保すべし
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「ひとりもできたことないわたしに、彼氏三人なんて無理、絶対」と嘆いたあなたも、「おれも彼女を三人持っていいんですね!」と喜んだあなたも、落ちついて。

活字キャラ、アニメキャラ、映画スターから宅配便のお兄さんまで……次元も結婚制度も超えて、好きな人がいっぱい。二つ名は伊達じゃない、トキメキのミワコです、はじめまして。
昨年2月、「恋愛本勉強会」が名古屋で開催されました。出版社から担当編集者を招き、一般のお客さまの前で、書籍の公開打ち合わせをしたのです。
そのとき、ホワイトボードを駆使して岡田斗司夫が解説したのが「彼氏三人理論」でした。
どうすれば「三人」も? どうして「三人」なの? それを岡田がお教えします。
あ、「おれの彼女問題はどうなるんだ?」と思った男性のみなさん、もちろん岡田がお答えしますよ。安心してください。
まずはハイライトをどうぞ。


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 女の子の中には、“恋少ない女”と“恋多い女”がいるんですよ。
 恋多い女はだいたいハタチとか22、3くらいで「いろんな男と付き合ってきたけど〜」とか「男っていうのはだいたい〜」とか口走るんですけども。
 まあ、決まってるんですね、パターンが。
 ひとつは、同じタイプの男とばっかり付き合う(A1→A2→A3→……)。
 もうひとつは、二種類の男と交互に付き合うパターン(A1→B1→A2→B2……)。
 たとえば、“頼りない彼(A)”と“甘えられる彼(B)”。甘えられる彼と別れたら、また頼りない彼(B→A)。頼りない彼と別れられたら、また甘えられる彼(A→B)。
 だいたい、恋愛回数が多いって自慢している女の人っていうのは、これらのどっちかです、僕が見てる限り。
 おんなじような男とずーっと付き合ってるか、2つのパターンをぐるぐるサイクルしてるか。
 だから、恋愛回数が多いように見えて、前者はいっぱい恋愛しているように見えても、Aという種類の男しか知らないし、後者はAとBという二種類の男しか知らない。
 っていうふうに、僕は“観測”しました。

『彼氏三人理論』の三人にはそれぞれ、役割というか、意味があります。
 これ(ホワイトボードに書いたA、B、Cというメモ)は、そこに当てはめています。
 好きな男と付き合いなさいっていうのは、Aです。
 Aは"好きな男"
「あなたにも好きなタイプっていうのがいるでしょう? これと付き合いなさいよ」って考えます。「ええ! そんなのどうすれば?」……それは後で話します。

 次に、Bは何かっていうと、このAという男が既にいるという前提で、“その他の男”ですね。
 好きな男Aはいるんですよ。自分の好きな男と付き合ってる。でも、その男だけだったら実は足りないでしょう?

 たとえば、才能あって、ミュージシャンで、顔も良くて……そんな彼氏がいたとする。
 そんな彼には、絶対足りない。何かが足りない。何が足りないかって言ったら「自分に対するマメさ」が足りない。
 だって、才能があってミュージシャンなんだから、自分のことしか見てないに決まってる。そんな男は自分にしか興味がないし、自分のやってる音楽にしか興味がない。でも、そこがよくて、好きになっちゃったわけですね。
 ところがそいつと付き合ってると、「なんでこの人はもっと私に優しくしてくれないんだろう?」とか、「なんで他の男みたいにどっか連れてってくれないんだろう?」とか、不満が溜まってくる。
 普通は不満が溜まってくるから別れるんですね。それで「恋多い女の2パターン」に入ってっちゃう。
「才能のある男と付き合った。次に安心できる男。でもやっぱりつまんないから、才能のある男2。でもやっぱり安心できる男2……」
ってなるか、
「才能のある男と付き合った。でもやっぱり不安で別れた。また才能のある男2を見つけた。でもまた不安で別れた……」
っていうのを繰り返すのか。
 どっちかになっちゃう。
 じゃあ、あらかじめ二人と付き合っちゃえ。

 で、問題は三人目。
「このAとBと、この両方と既に付き合っているのに、もうひとり、あなたが付き合うとしたら、どういう男がいいですか?」と。
 Cは“趣味”ですね。

(中略)

 こういうふうにすると、女の子の視野が「ガッ!」と広がるんですね。
 これは、同時に3つ考えるからです。
 僕はこれを、『香港最後の夜理論』と呼んでるんです。
 香港に旅行に行って、今から最後の晩ご飯を食べようとなったら、中華料理で決定打を食わなきゃ気がすまないんですね。
 で、「どこの食べようか? 四川もいいな! 広東もいいな! 海鮮も食べたいな!」と思っていると、どんどん時間ばかりが経ってしまって、店が閉まってしまう。
 こんなことになってはいけない。
 そうではなくて、「香港にはこれから何日もいるんだから、3日間とか4日間で何食べよう?」って思ったら、「1日ぐらいマクドナルドでもいいや!」とか考えられるようになる。この余裕が、この人の食生活を豊かにするんです。
 目的は『食生活の豊かさ』であって、「究極の一店舗を見つけましょう」ではない。そんなことをやってると、考えてるだけでハタチになって25になって30になって、結局、彼氏イナイ歴が更新されるだけになってしまう。
 おそらくその戦略で、彼女はこれまで彼氏がいなかったわけだから。
 たったひとり、運命の人を探しましょうって考え方をやめる。
「好きな男がいて。何故か縁があるタイプの男がいて。こういう男もいいなって思える趣味的な男もいる」って考えるんです。