前々回のニコ生ゼミで話題にした『ブラカリ城』。
『カリオストロの城』を何倍も楽しむために、模型などを使って地理を把握する方法などを伝授しているゼミがこちら!
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ちなみに、ブラカリ城の部分、テキストで表すとこんな感じです。
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じゃあ、このまま「ブラカリ城」の話に行こうと思います。
今まで説明してきたオープニングが終わったらどうなるのかというと、さっそくカリオストロ公国に到着します。
手前がカリオストロ公国の旗で、その奥にある黒の十字の旗は、船とかについてる旗だから、ひょっとしたら伯爵家の旗かもしれませんね。
よく言われている通り、この国旗のデザインは、リヒテンシュタインの国旗とすごく似ているので、カリオストロ公国はリヒテンシュタインがモデルであると思います。
国境で、こういう旗がはためいている中を、車が流れています。
この橋を渡ったところがカリオストロ公国になるわけですね。
ここは国境の関所です。
では、これはどこにあるのか?
宮崎駿が描いたカリオストロ全体地図というのは、実は何種類もあるんですよ。
これは、最も初期に描かれたものです。
最近はあんまり表に出てこない設定画なんですけども。
この初期に書かれたカリオストロ全体の設定画は、本編にも使われることになった新しい設定画とはだいぶ違っています。
たとえば、湖が「竜の尾」と呼ばれていたり。
あとは、この時点の設定では、城から伸びたローマ水道は、時計台の下に5段階の水車がついているんですね。
この5段階の水車というのを通った上で、ローマ水道を伝って城に水が流れてくる。
新しい設定画では、この水車はなくなっているんですよ。
これは、本編でも使われている、ルパンが作戦を指示する時に使ったカリオストロ公国全域を写した航空写真です。
こちらは、よく設定資料として出てくる、カリオストロの城の全体図です。
これらを見るとわかる通り、この5段の水車というのは無くなっているんですよね。
では、なぜ無くなったのかというと、設定が変わったからです。
(中略)
さて、実際に映画で使われた地図はこれですね。
城、大公の家、城下町という、この3箇所で展開します。
では、位置関係を探るために、ちょっと模型を出してみましょう。
これがカリオストロの城ですね。
これは『空想物件検証録』というシリーズの模型なんですけど、塗装済みの完成品の模型として売られているものです。
カリオストロ伯が乗ったオートジャイロが最初に着陸したヘリポートがここです。
その後、ここの広間を服を脱ぎながら移動して、ここにある小さいエレベーターを使ってここまで上がって、こっちまで歩いて行く。
すると、渡り廊下が延びていって、クラリスの部屋がこの位置にある。
全体が、こういうふうな構造になっています。
(後略)
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パネルばかりで恐縮です。
ぜひ動画で、パネルや模型を確認しながらお楽しみください。