今日はクリスマス。
僕もクリスマス衣装という事で、今年の夏に注文したヨーダのセーターを着ています。
「こんなもん、いつ着るんだよ!」って思ったんですけどもですね、「いや、もう今日しか着る機会がない」と思って着てみました。
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こういうのは海外通販で買うんですけども。
こういうセーターを3000円ぐらいで売っていてですね、安くて変なセーターをいっぱい売ってるんでですね。
まぁ、外出しにくいんですけども、これをニコ生ゼミにだけ着て来ると、話にならない。
今日は “一人遊び特集” ですから、「どうやって世の中を楽しむか?」って話なのでですね、思い切って、今日の昼間に吉祥寺のヨドバシカメラまで歩いて行ってきました。
その後、松屋で牛丼を食べてきました。
かなり恥ずかしかったですね(笑)。
かなり恥ずかしかったんですけども、ヨドバシのオモチャ売り場へ行って模型の塗料とかを買ったんですけども、そこはぶっちゃけ大丈夫だったんですよね。
何でかっていうと、この時期のヨドバシカメラのオモチャ売り場っていうのは、みんな目が血走っててですね、もう自分の欲しいモノしか見えてないのでですね(笑)。
とりあえず ほとんどスルーされて、「あら? これは平気なのかな?」と思ったんですよ。
でも、その後で「じゃあ牛丼でも食べに行くか」と思って松屋までサンロードを歩くと。
サンロードっていう吉祥寺の商店街なんですけども、そこの中では凄いジロジロ見られるんですね。
「あ、なるほど」と。
なんかね、そっちの方が恥ずかしかったですね。
もう完全なMプレイです。
これ以外にもう一枚、これよりももっとマニアックなセーターがあるんですけども、そっちは後半の有料放送になったら着替えて皆さんに紹介しようと思います。
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ちょっとセーターを脱ぎますと、・・・下には派手なネクタイであります(笑)。
毎年12月の後半のニコ生ゼミは、こういうクリスマス向けのネクタイをしてるんですけどですね。
ここのところ何年か分のニコ生ゼミをユーチューブとかで遡って見てくれたら分かると思うんですけど、僕はだいたいクリスマスの時期になるとクリスマスっぽいネクタイをするようにしてるんですね。
で、一番 派手なのがこのネクタイで気に入ってるんですけども。
こういうネクタイをしていたり、さっきみたいな派手なセーターを着ていると、“リア充” とかって言われる事があるんですけどね、ぜんぜん違うんですよ。
こういうネクタイを締めたり、さっきみたいな変なセーターを着ていると、コンビニでものを買ったり、お店でご飯 食べたりしたら、レジの人がたまに声をかけてくれるんですね。
あと飛行機に乗ったら、キャビンアテンダントの人が最初は凄い悩んで、遂に声をかけてくれる時があるんですけども(笑)。
そういう人たちっていうのは、「思い切って声をかけた」とか、あと「さすがにこのネクタイが凄すぎて、イジらざるを得ない」というニュアンスでイジってくれるんですけども、レジの人にしても、キャビンアテンダントさんにしても、お店の店員さんにしても、その時のその人たちの声の感じが面白くてですね。
“接客” ではないんです。
“接客” の態度ではないし、当たり前ですけど “友達” でもないんですね。
そうじゃなくて、純粋に好奇心で「やむにやまれず、つい聞いてしまった」という感じで声をかけてくるんです。
その声が、やっぱり凄い面白いんですね。
「なんでこういう格好をするのか?」っていったら、全然「クリスマスだから楽しんじゃえ」って意味では無いんですよ。
そうじゃなくて、世間の “クリスマス” って環境ですよね。
で、その環境を使って自分が遊ぼうと思ってるんですね。
僕も別にキリスト教徒でもないし、子供の頃からクリスマスが楽しかった性格でも無いんでですね、一人、異世界に飛ばされた気分なんですよ。
毎年毎年。
クリスマスっていうのは。
だって変なんですよ。
みんな、家族連れでウロウロしてたりするし。
だから「あっ、そうか。 今日はこの異世界の民族のお祭りなんだ」という気分で見ていることが凄く多いんですね。
そうやって見てみると、今日のヨドバシもそうだったんですけども、みんな目が血走っててですね、クリスマスと言っても疲れ果てた父親とか母親ばっかりなんですよね。
それで子供たちもですね、プレゼントを買ってもらって嬉しそうかっていうと、プレゼントを買ってもらって嬉しい瞬間なんて一瞬で、だいたい皆タイクツそうにしてるんですね。
子供たちも。
だからヨドバシでも自分用にプラモデルを買っているお兄さん達がいっぱいいて、みんな肩身が狭そうにしてたんですけどもですね。
何か、そういう世間の環境に対して、さっきのセーターとかこのネクタイっていうのは、自分の為のクリスマスの小道具というか衣装みたいなモンでですね。
僕がコレを着て思い切って外に出ると、やっぱり見て笑う人とか、一瞬 目が合ってスッと避ける人がいるんですけども、そういう人はですね、「今日、吉祥寺ですげぇネクタイ付けてるデブがいたぜ」とかですね、「めっちゃ派手なネクタイ締めて、はしゃいでるオタクがいたぜ」とかですね(笑)。
多分、そんなふうにネタにしてくれたり、あと何年もクリスマスの度にちょっと思い出したりしてくれるわけですよ。
で、一人クリスマスっていうと、僕らはついつい「みんな幸せそうにしやがって!」というスネる作法をとってしまう。
僕はこういうのを “作法” って言うんですけども。
作法は何種類もあるはずなのに、「世間は楽しんでるのに、自分は楽しんでない!」とか「自分はそこに入れない」というスネる作法が凄く当たり前ってふうに思ってるんです。
でも、「その他にも作法って何種類もあるんじゃないかな?」というふうに思うんですよ。
それに元々 僕は映画を作っていた人間ですから、人を楽しませるために自分の時間がすべて潰れるのが当たり前だったんですよね。
まぁまぁ “芸人” と言われてしまえばそうなんですけども、エンターテイメント産業で働く人間なんて、みんなそうだと思うんですよ。
だから「みんな幸せなのに、俺って」っていうのは、僕にとって別に落ち込む原因にならないんですね。
だって、元々「人を楽しませる事を仕事にしよう」というふうにしてるわけですから、人が楽しんでいて自分が楽しくないのが当たり前の状況ですから。
なので、どちらかというと逆なんですよ。
みんなクリスマスで、ただでさえテンションが上がりやすい時には、さっきみたいなヨーダのセーターを着れる千載一遇のチャンスなんですよ。
あんなもん、クリスマスという言い訳がない限り、面白いから買ってみたんだけども絶対に着れないものですからね(笑)。
なんか、そういう悪ふざけに最適なんですよね。
だからクリスマスとかお正月を無理に楽しもうとするんじゃなくてね。
そんな事をすると子供連れで疲れ果てているお父さんやお母さんと一緒になっちゃうんでですね。
何かみんな目を吊り上げて「クリスマスだ! お正月だ! 幸せにならなきゃ!」と焦ってる期間。
なんか異民族の方々が焦っているので、逆にちょっと人を喜ばせる事をするには “入れ食い状態” ですから。
ちょっと変なTシャツを着たり、ちょっと変なセーターを着たり、ちょっと変なネクタイとかを締めたら、「うわ! クリスマスだから あんな事をしている人がいる!」と言って、ネタにして喜んでもらえる “入れ食い” のチャンスなのでですね。
何か「逆にコレって、いい期間じゃないかな?」と思うんですよ。
何か上から目線の言い方になるんですけども、“こんな格好で外出して変な目で見られる=世間にとって楽しみを与えている側になれる” という。
「“サンタさん一族” っていうのがいるとしたら、俺も、サンタさん一族の末弟の一人で、下の方のランクのヤツでございますなぁ」というふうに考えれるんですよね。
自分を凄く幸せにしようと思ったら、かなり面倒くさいし、その割りに効果が少ないし、コストもかかるんですよ。
自分が本当に幸せになろうと思ったら。
でも知らない人をちょっとだけ幸せにするっていうのは、案外 簡単で、わりと見返りが大きいと思うのでですね。
まぁ、そんなふうな発想で、クリスマスとかお正月を、ちょっと斜めに“異民族の祭り” として見てみるのもいいんじゃないかと思います。