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今回は、ニコ生ゼミ04月28日(#279)から、ハイライトをお届けいたします。
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「『攻殻機動隊』第2話 徹底解説!(6~7ページまで)」
はい、この大きいワゴン車が、たぶん「水仙と合流しろ」と言われた「水仙」です。
新居浜4区に着きました。
「新居浜4区」と書かれた看板のすぐ近くに “聖庶民救済センター” というのがあります。
草薙素子達は、このドライバーの後ろの席にいるわけですね。
カーテンを開けて、運転席を確認する描写があります。
このカーテンの後ろ…
…まあ「大きいステップバンの後ろ」っていうんですかね。
トラックの後ろみたいな部分に、機械がいっぱい入っている。
よくアメリカの警察モノに出てくる対テロ組織で、こんなふうに「トラックみたいな車の後ろのコンテナの中に機材がいっぱい並んでて、その中にモニターがあって、人間がいろいろ入っているやつ」って見ますよね。
ああいうところだと思ってください。
そこに、リーダーの草薙素子と、彼女が最も信頼しているバトーというナンバー2が居て、新しく出てきた女の子とやりとりをしています。
「公安部は聖庶民救済センターを完全監視下においてます」といった通り、今回は、この聖庶民救済センターを襲撃するわけです。
それは何かというと、「福祉施設です、少佐殿。戦災孤児をひきとって、生活、学習、職場を提供する所です」と女の子は説明します。
この「戦災孤児をひきとって」という表現からは、やっぱり「数年前に戦争が終わったばっかりだ」ということがわかりますね。
この『攻殻機動隊』の世界の中の日本では、戦災孤児というのが世の中にブワーッと溢れていて、その子供達を集めて生活させたり、学習させたり、職場を提供したりしている、と。
オペレーター:洗脳装置(ゴーストコントローラー)があるんです、少佐殿。
――――――
草薙素子が設立の申請をしていて予算の承認をもらったのは “独立組織” なんですね。
そうではなくて「この世の中には “悪” が行われているところがある。 その悪とは、通常の軍とか警察とか公安とかでは裁けない。 そういう所に積極的に介入できる組織を作った」はずだった。
なのに、なぜかそんな福祉施設を監視においているということで、「ちょっと待て」と。
ここで草薙素子は誤解するわけですね。
「そういう施設の監視をさせられるんだったら、それは私らの仕事じゃない」と。
だから「バイバイ」と帰ろうとする。
しかし、この女の子は「洗脳装置があるんです」と言います。
この「洗脳装置」にもルビが振ってあります。
「ゴーストコントローラー」と言っているんですね。
それを聞いた少佐は「アナクロォ」と言って驚きます。
少佐:政治家、評論家、犯罪者、etc.etc……。似たようなもんだ。
荒巻:公安部はそこを「人間工場」と呼んでおる。なければ困るし、雑菌が入ったら社会問題だ。
――――――
オペレーター:研究所の電脳からハックされたHC・25設計図。証拠がないので踏み込めないんです。
――――――
…洗脳というのは、この世界の中でも、どうも違法らしいんですね。
そういうことが行われてるんだったらば、他の警察組織とかには手の出しようが無いということなので、サル部長は「攻殻機動隊の仕事として、ここに入ってくれ」と言うわけです。
つまり「政府の組織を政府の人間が襲撃する」という、ちょっとリスキーなことをしなければいけないということで、ここから先のやりとりに続きます。
少佐:「盗め」?「殺せ」?
オペレーター:とんでもない!
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