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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/07/22・増刊号
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今回は、ニコ生ゼミ7月21日分(#291)から、ハイライトをお届けいたします。
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「やっぱり自分はアニメが好きなんだなぁ と泣きそうになりました」
今日は、ちょっとこっちの話からしようと思います。
7月18日に、大変 悲しい事件がありました。
京都アニメーション第一スタジオの放火事件です。
たくさんの人が亡くなりました。
実は知り合いも数人いて、いまだに安否確認が出来ない状態なんです。
それでアニメファンの皆さんと同じく、正直、今はかなり心を乱されていましてですね。
事件や犯人については、今はニュースを見るしか出来ない状況で、一時は7月21日のニコ生ゼミはお休みするかもしれないかな というぐらい落ち込んでいました。
楽しい放送が出来るか、自信が無かったからです。
テレビの取材依頼も何件か来たんですけども、しかし自分よりも相応しい人が答えるべきだと思い、知り合いのアニメ評論家の人を何人か紹介させていただきました。
昔と違って、取材申し込みをしてくれる記者の方が、京アニの作品を知っている方が多くて、同じように悲しんだり怒ったりしてくれたのが、今回の件で唯一の救いと言いましょうか。
自分的には、「昔に比べて、ちょっと違うな」と思った所でした。
この件に関して「岡田斗司夫なら、どう語るだろうか?」と思ってくださった皆さんの期待に応えられず、本当に申し訳ありません。
とりあえず現在は平常心を取り戻して、いつもと同じようにニコ生ゼミに集中するように勤めています。
もう本当にイヤです。
平常心を取り戻すために『トイ・ストーリー4』とか『天気の子』を見に行ったんですけども、「やっぱり自分はアニメが好きなんだなぁ」と、急に泣きそうになったりしました。
本当に、たまらないですね。
コメント
コメントを書く岡田さんが泣きそうになるとか言ったら、こっちまで泣きそうになるやん……。
みんな辛いけど、楽しませてくれてありがとう。
「いつかは見送る時が来る」という認識があったので、正直親が亡くなった時よりも茫然自失です・・・
堪能したくて導入した4Kも、宝の持ち腐れになりました。喪われた数多くの技法が詰まった作品を純粋に楽しめる心境には到底至りません
恐らく、今後数年は京都アニメーションの作品に触れる機会はないな、と自分で感じます
人生に彩をくれて、本当に有難う御座いました