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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】宇宙への夢、アニメの夢、みんなの夢を乗せて飛べロケット!第41号
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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】宇宙への夢、アニメの夢、みんなの夢を乗せて飛べロケット!第41号

2013-07-15 07:00
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     岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第41号 2013/7/15
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    【今週のコンテンツ】宇宙への夢、アニメの夢、みんなの夢を乗せて飛べロケット!
    【今週の書き起こし】岡田斗司夫×堀江貴文!!「みんなでアニメ作ろう!」(後編)
    【岡田斗司夫なう。】【悩みのるつぼ】男性をわからせて 回答編
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    ◆【今週のコンテンツ】宇宙への夢、アニメの夢、みんなの夢を乗せて飛べロケット!
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    『堀江貴文×岡田斗司夫「みんなでアニメ作ろう!」』後編の模様をお届けします。
    放送からひと月が経ち、pixivにイメージボードやシナリオが集まり始めています。
    岡田斗司夫も「みんなのアニメ」Webアプリ開発のため、連日打ち合わせを続けているところです。
    果たしてこの方法でアニメは成立するのか、ホリエモンのロケットは打ち上げられるのか?

    でもロケットの目的は打ち上げられることではありませんね。
    全てを切り離してでも、何かを、誰かを宇宙に届けること。

    民間で宇宙開発を行おうという堀江貴文の夢。
    未来のアニメの作り方自体を作ってしまおうという岡田斗司夫の夢。
    そして「みんなのアニメ」に参加される方々それぞれの夢。

    あなたも誰かの夢を乗せて、宇宙を目指してみませんか。

    後編をハイライトからどうぞ。無銘のマサフミでした。

    ************************************
    <岡田>
     じゃあ、これのやり方をもうちょっと細かく言うと。
     2時間映画は2000のカットに分かれます。で、同じようにこのアニメも……10分か15分かわかんないですけども、カットナンバーが1から2、3と、ダーッとあって、最終的に2000ぐらいあるとしましょう。

     まず、そのカットナンバーごとの“イメージボード”が、リストに貼ってあるわけですね。
     これ、pixivで投稿されたイメージボードで、「このカットにふさわしいだろう!」というふうに選んだものがここにあると。
     で、これの、一応“サブ”で、「ボツになったんだけどもこういうイメージボードもあるよ」とか、「採用されなかったけどこれもいいな」みたいなものもいくらでも見れるんです。

     みんなはこれを見て、3秒間の作画をしてここに投稿するわけです。
     カットは2000あるからどこのスロットに投稿してもいいし。
     逆に言えば、すでに投稿されている動画を見て、「いや、俺の方が面白く作れる!」と思ったら、どんどん自分で作って投稿し直してもいいんです。

     僕らはその中で「一番適してる!」ってふうなものを選んでいって、常に「これ仮選びね」って言ってるやつを“繋いで見れる機能”を付けとくんですね。
     そうすると……アニメーションの業界には“クイックアクションレコーダー”っていう、原画とか動画の動きだけを見れる機械があるんですけど、それと同じように、今“仮OK”が出てるカットだけを繋いで見れる機能を付けとけば、一つのシーンの流れがわかる。
     で、「俺の方がもっとこのカットうまくできる!」と思ったらどんどん、次々に投稿してもらえばいいと思うんです。

     この仕組みをですね、pixivは画像投稿サイトであって動画投稿サイトではないので、どっかに作らせなきゃいけないんですよ。
     それが、ニコニコ動画で集める場合、こちら側が準備しなきゃいけないサイトですね。

    <堀江>
     はいはいはい。

    <岡田>
     で、こういう共同でアニメとか映画を作るっていうフォーマットを1回作れば、たぶん、日本中のどこに住んでてもアニメを作るっていうことが誰でも出来るようになるんですね。

    <堀江>
     1万円払って参加してくれるプログラマーがいるといいなぁ。

    <岡田>
     はい。

     だから、このカット3番とか4番のデキが悪かったら自分でカット改良すればいいし、前のカットの動きだけ取り込んで投稿すればいい。
     なんでかっていうと、ここで投稿された動画の著作権……“原著作権”はもちろん描いた人にあるんですけども。それを、どういうふうに使うのかの一切は、言い方悪いけども、僕らに任せてもらって。
     だって僕らは「これで儲けない」って言ってるわけですから、投稿したものはお互いに引用して作り直すことを自由にしちゃおうと。そういうふうに“シェアウェア的”な感じでやっちゃえば。

     たぶん、これって世界中の映画作家が一度は考えながら「そんなの無理だろう」っ思ってたシステムなんです。
     それを先駆けてやっちゃおうと。

    <堀江>
     今までやったことないんですか?

    <岡田>
     ないです!

    <堀江>
     ふーん。

    <岡田>
     似たようなこと考えた人はいますけもど、それはどちらかというと、思想家とか哲学家に近い人が「将来は映画の作り方もこういうふうになるかもしれない」程度の言い方です。
     これを“現実化”したところは全くないです。

     だけど、現代の日本人の“基礎力としての絵の巧さ”があれば。あと、“3秒”だったらみんな作れるんですよ。

    <堀江>
     ああ、3秒だったらね。

    <岡田>
     みんな、2時間の映画とか30分のアニメを作れないから「まだまだダメだ!」と思っちゃうんですが。でも、アニメの専門学校行ってる人なんかも、これだったらできると思う。はっきりわかるはずです。
     で、これだったら、東京に住んでようが大阪に住んでようが、地方のどっか田舎のとこに住んでいようが、3秒の投稿ぐらいだったら2晩か3晩ぐらいで作れて投稿できる。

    <堀江>
     これ、アニメの専門学校の教材みたいにできないですか?

    <岡田>
     うーんとねぇ、アニメの専門学校で教えてることとあまりにも違うんですね。
     アニメの専門学校はまず中心に“シナリオ”があって、“監督”があって、“作家”があって。それのオーダーでっていう中央集権的なやり方なんですよ。
     対して、これは完全なネット社会型の作り方で――

    <堀江>
     でも、「作画をやりたいなー」って思っている人にとっては、これはすごい面白い教材になるわけじゃないですか。
     そういうのに協力してくれるような学校の先生がいるとすごく――

    <岡田>
     いや、そういう専門学校の先生が入ったら、このフォーマットの中から教材として使える部分だけを切り離してアニメ教室を作ることができる。
     そうすると、年間100万円とか200万円を払わなくてもアニメの作り方が勝手に学べるし、学んだ成果がそのままオンエアされるっていう夢のようなことが可能になります。

     
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