朝日新聞連載の『悩みのるつぼ』をお届けします。
今日は相談文のみです。
僕が考えた回答は、明日のメルマガでお届けします。それまで、考えてみませんか?
いますぐ回答を知りたい方は、11月22日(土)発売の朝日新聞朝刊「悩みのるつぼ」欄をご覧ください。
中高一貫の私立女子校に通う高校2年生の50前の母親です。
学校にはきれいな女子生徒がたくさんいますので、容姿に対する自然な気後れはごく平均的女子高校生として、娘も普通に持ち合わせています。
さて、この夏に日本の名門大学主催の高校生サマースクールがあり、一週間の日程で参加しました。
普通の生活は金輪際、出合うことがなかろう超高偏差値集団で、多様性の魅力を知り、知的好奇心を満たして帰って来ました。
それなのに、土産話をするうち、娘はハラハラと涙を落とし、「なぜに美人に生んでくれなかったの」と親を責めました。
そんなの無理です。
スナップ写真を見せてもらい、びっくりしました。
天下の東大生のこぎれいさ、さわやかさ、イケメン度といったら、ン十年前に大学生だった自分の頃とは雲泥の差です。
東大生ですらこの完成度ですので、他の学生は推して知るべしです。
「女は愛嬌だ」などは何の慰めにもならず、「若さ」を犠牲にして勉強しなさいと親が言っている場合か、他にすることがあるんじゃないか、でもそれって、「花嫁修業じゃん」と悩み出したらとまりません。
これだけ高偏差値の男子学生のレベルが上がると、容姿に自信のない女子はどこへ向かえばよいのでしょう?
ちなみに両親から可愛いと言われ続けている高学歴の義妹は「箱入り娘」のまま、親と仲良く同居しています。