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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/11/30
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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「大地震が怖いです。」
【質問】
“大地震が怖いです。どうすればいいでしょう?“


【回答】
 この前、ブラックマヨネーズさんの番組に出た時に、災害担当の公明党の議員さんがいて、その人に聞いた話なんだ。大地震の時に備えて「絶対に枕元に用意 しておいた方がいい物が2つある」と言われた。それを聞いた時に俺は、「1個は携帯だな」と思ったんだけども、違うんだって。携帯電話、スマホ以外に大地 震の時に絶対に枕元に置いておいた方がいいのが2つある。

「靴」(コメント)

 お、すごいね。1個当たった。そう、靴なんだよ。
 大地震が起こった時って、みんなベッドとか布団で寝てるわけじゃん? 家がものすごい勢いで強烈に歪むから、家中のガラスが大体割れるんだって。で、家 中のガラスが割れるから、夜に地震が起きて、みんな慌てて飛び起きて、家の中走っちゃうんだ。そうすると『ダイ・ハード』現象というか、足の裏がガラスで 傷だらけになって血まみれになる。で、東北大震災の時でも、結局ぺちゃんこの家の中から逃げ出せずに見つかったお年寄りとか、若い人もそうなんだけど、足 の裏が血まみれになって怪我してる人がすごい多かったんだって。部屋に窓がない、っていう人も家がものすごく歪むから、上から蛍光灯とか家の鏡とかがバン バン倒れて落ちてくるし。あと廊下とかもガラスだらけになるんだよ。
 どんな家も玄関まで大体そういうトラップになってくる。だから本当にどんな安物でもいいから、靴を1足枕元に置いとく。もう1つは分かりますか? コメント待ってるよ。ほうほう。

「水」(コメント)
「夢」(コメント)
「ラジオ」(コメント)
「笛」(コメント)

 笛って、ちゃんと出たね。2つ目は笛なんだ。
 笛があれば、災害の時の72時間に人間が生き埋めであっても、救助するために災害出動で助けてくれるんだ。72時間、生き埋めになったら「助けて、助けて」って声を出すことは、やっぱり人間にできない。でも人間は生きている限り呼吸してるわけじゃん?

 呼吸の時、1番ちゃんと音が出せるものは笛なんだ。おまけに笛は、災害救助犬の耳に聞こえやすい周波数になっている。多分、俺の思ったスマホも大事だと 思う。スマホは絶対に枕元置いてると思うんで、携帯やスマホのストラップに笛を1個つけとく。あとはABCマートあたりで、すごく安い靴を1足、枕元に置 いといたらいいのではないのか、というようなことです。

 これは「質問がきた」というのもあるんだけど、ニコ生を見てる人には生き残り確率を上げてもらいたい。その時も話が出たんだけども、やっぱり、この30年以内に大規模な震災が日本を襲う確率は70%って言ってるんだ。でも、これは最も楽観的な予想なんだよね。 
 最も楽観的な予想でも30年以内に70%であって。悲観的な予想になると5年以内とか7年以内でも70%が、日本は大地震が起こる。

 その時に「どこが起こらないのか?」って言っても、日本は環太平洋プレートだから、安全な所とかないんだよね。はっきり言って、「日本にいる限りは地震 があるものだ」と思った方がいいので。下手に「どこが安全なんだ?」って考えるよりは、安い靴買って、笛を1個枕元に置いといた方が僕等が生き延びれる確 率が1割から2割ぐらいは上がると思う。そっちの方だけは、ニコ生の本放送の間でちょっと聞いていただきたいな、と思いました。

【まとめ】
 安全な場所を探すよりも、大地震が起きたときにどうやって生き延びるかを考えましょう。枕元に靴と笛を置いておけば、生き延びる確率が上がります。