山田玲司さんのニコ生番組にゲスト出演したとき、怒涛の質問『キラークエッチョン』に答えました。そのQ&Aの様子を、連載でお届けします。
山田玲司さん/48歳/漫画家/「その服、どこで買ったの?」
<山田玲司>
僕、「キラークエスチョン」っていう、人を暴く質問って生意気にもやっていて、だいぶ前に出した本 http://goo.gl/y2ubvU なんですけど。せっかくだから岡田さんにぶつけたらどうなるか。
<岡田斗司夫>
コワイ。
<山田玲司>
人とどうやったら仲良くなれるか。質問を26個まとめた本なんですが、ただ長くなりそうなので抜粋して。おっくんよろしく。
<おっくん>
「キラークエスチョン」全部この本に入っているので、よろしくお願いします。宣伝もしておかないと。
<岡田斗司夫>
あらかじめ言ってくれたらアマゾンリンク貼れたのに。
<おっくん>
と、いうことで、第一問から。その服どこで買ったの?
【回答】
<岡田斗司夫>
はー、ジャケットでいいですか。
ジャケットは作りました。服は買うものじゃなくて作るものでしょ。
<山田玲司>
ユニクロ信者みたいなこと言っていながら(笑)
<岡田斗司夫>
ユニクロは役にたつんですけど、だいたいの人ってユニクロとかで合わないし。手が長いとか、足が短いとか長いとかだから。
上着は仕立てるものであって、上着を吊るしで何万も払って買うなんて、安物買いの銭失いですよ。シャツとジャケットぐらいは作りましょうよ。
<山田玲司>
どこで作ったんですか。
<岡田斗司夫>
近所の「セビロー」っていう安い仕立屋さん。
<山田玲司>
「セビロー」分かりやすい(笑)
<岡田斗司夫>
家から歩いて2分ぐらいのところ。
吉祥寺に伊勢丹あったときは伊勢丹で作っていたし、銀座の凄い高いところで作ったこともある。
その時の可処分所得によって布地の金額が違うだけで、これは仕立て6万だからちょい高い方かな。僕にしては高い。
でもサラリーマンの人が上下20万ぐらいのスーツをボーナスで買うって当たり前だろうし、サラリーマンからみたら安物の服だと思う。
<山田玲司>
岡田さんっていつからおしゃれピープルになったんですか。
オタクの人ってキャラもの着るじゃないですか。
<岡田斗司夫>
キャラ物はおしゃれとして着ているんですよ。みんな。僕も含めて。
この気持ちが分からないの?
<おっくん>
俺わかりますよ。
<山田玲司>
おっくんはそっちか。メタルのTシャツ着るもんね。
<岡田斗司夫>
オタクは案外反体制派だから、まず世の中に流通する服を見ない。
「ラムちゃん」を着こなす。
<山田玲司>
似合うじゃないですよね。
軍服、ラムちゃん派の宣言ですよね。
<岡田斗司夫>
うん、ラムちゃん派の宣言。黄巾賊の乱だよ。
我々はラムちゃん布を頭に巻く(笑)
<おっくん>
AC/DC派です。
<岡田斗司夫>
おしゃれじゃなくて軍服ですね。
<山田玲司>
軍服かー。何を支持しているか。これが俺の生き方だってことか。
<おっくん>
そうすると仲間を見つけやすいんですよ。
<岡田斗司夫>
ラムちゃん的な価値観を世に広めてやる。
ラムちゃんTシャツテロだ(笑)
<おっくん>
布教活動なんですね。
<山田玲司>
90年代のギャルがハイビスカスの格好するのもそうですよね。
みんな「109」で買っているっていうのも、一種の軍服みたいな感じですよね。
でも、似合う似合わないは関係ないんですか。
<岡田斗司夫>
俺は大きい柄が似合うと思ったから、ゼネプロで作っていたシャツやトレーナーは、全部柄がでかい。デブに似合うように。
<山田玲司>
それは自分に合うように。
<岡田斗司夫>
だから昔ホリエモンが、グッチかシャネルのTシャツ着ていたんだけど、バカかと思って。裁断を自分からオーダーしてから作れよ。お前の財力があったら綺麗に合うものができるのに。貧乏人が金をもつとブランド物を買うしか思いつかないでしょ。バッカじゃねーの。
金持ちならフェラーリ買わないよ、本当の金持ちはフェラーリ自宅で作るよ。
唯一のクルマの愛し方は、手をグリースで汚すことであってさ、ボンネット開けたらメーカーや代理店から怒られるようなクルマはクルマじゃねえよ。
<山田玲司>
あーおもしれ~。次の質問いきましょう。 (続く)
【まとめ】
既製品はサイズが合わないので、シャツとジャケットはオーダーメイドしています。
また、キャラ物Tシャツは軍服です。
【質問出典】
キラークエスチョン (光文社新書) http://goo.gl/y2ubvU