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メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「何かに依存し続けている」
自分は未だに自立できません。何かに依存し続けています。
一般的な宗教というより、潜在意識とか、魔法的なものに惹かれて、すっかり年取ったキリギリスです。
自立したいとは思ってはいるのですが、もういっそこのままメンヘルで生きるべきでしょうか?
……ほら、また依存してる。
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後半を読んでると、何を相談したいのかよくわからないですね。
「魔法的なものに惹かれてすっかり年を取ってしまいました」ってのも、別にいいと思うんですけれども。「自立したい」って思ってるんだ?
「メンヘラで生きるべき」「自立したい」っていうのと、「自立できません」「何かに依存しています」の関係がよくわかんないですね。
■何を相談したいのかよく分からない
ただ、「いまだに自立できません。何かに依存しています」ってことは、48歳になって自立せずに済んでるし、何かに依存できてるんですから、それで構わないと思うんですね。
それは宗教じゃないわけですよね。
潜在意識とか魔法的なものだから、考えようによってはあんまり金がかからなくて、騙し取られないようなものにハマっているだけだと思うんですよ。
■状態とダメ出しの2つで苦しい
でも、こんな質問文を送ってくるところからすると、「メンヘラで生きるべきではない」と思っているかもしれません。
氷沼さんの悩みは、自分はダメ人間で絶えず何かに依存してて自立してない。
これは自分で自分を観測した"状態"です。その状態に対して自分で"ダメ出し"している。
「自立しなきゃいけない」「依存してはいけない」という自分に対する"ダメ出し"。
この状態とダメ出しとの掛け算で苦しみが発生しているわけですね。
じゃあ、片一方を取っちゃえばいい。
普通に考えると、前半分の「自立してない」とか「依存している」という状態を解決しようとするんです。
でも、48年間そこから抜け出せなかった状態なので、なかなか解決できると思えないですね。
そうじゃなくて、一晩で解決できるのは、自分に対してダメ出しをする自己評価です。
だから、自己評価のほうを変えちゃうのが1番いいと思うんですけどね。
依存してもいいし、自立しなくてもいいので、そのことで気に病まないようにしてください。
そっちの方がまだマシだと思います。
【まとめ】
「ダメ人間で依存している」という自己観察による"状態"、「依存してはいけない」という"ダメ出し"の2つの掛け算で苦しみが生まれています。
手っ取り早くこれを解決したいのなら、ダメ出しをやめるのがいいと思います。