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「脚本に向いてない」とコメントあります。
確かに、正直に言って、アイデアの段階で詰まる人は脚本には向いてないです。
なぜなら、脚本はそれ自体が完成物じゃないんですよ。
■脚本は未完成でも素早く作ろう
脚本は「他の人が演じるもの」だから、未完成でも叩き台になるものを素早く作れるのが1番いいんですね。
だから、アイデアに詰まる人は、脚本に向いてない。
じゃあ、「向いてないからやっちゃいけないのか」というと、そうじゃない。
そういう場合は今回のように悩み相談でもいいし、周りの人に聞きまくるでもなんでもいいと思います。
■ひねった設定の場合、ストーリーはベタでいい
悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員が出世するには何をすればいいのか?
こういう時は難しく考えちゃいけません。
「悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員」というだけで、かなりひねった設定なんですね。
このひねった設定を元にして、ひねったストーリーを展開したら、もう、何がなんだかわかんなくなっちゃうじゃん。
だから、ストーリーはベタでいいと思うんです。
どういう観客を対象にしているかわからないんですが、まあ、大きいお兄さんといわれるオタクな人か、または子供も見れるようなお話と考える。
だとすると、お話自体はハッピーエンドか、良い話くらいにまとめる感じだと思うんですよ。
■岡田斗司夫が適当に考えるストーリー
アイデアとしては、「小学校の遠足バスを悪の戦闘員が乗っ取って、身代金を要求する」という話でいいです。
身代金を要求するんですけど、良い話にしないといけない。
小学校のバスを乗っ取って、「静かにしろ!」「これから、お前らの親が金を出すように脅してやる!」と、小学生たちに言うんですけど。
その中で、小学生たちのなんとなくの雰囲気から、クラスの中にイジメがあるということが発覚する。
ほっときゃいいと思いながらも、妻子持ちの戦闘員はついつい介入してしまう。
子供達が全員逃げられない環境だから、イジメ問題について朝までがっつり話す。
それによって解決しないけれども、「世の中には悪いやつがいっぱいいるんだ。おじさんだって悪いだろ?」みたいな話をする。
でも、イジメ問題に対して解決策が見えたところで、結局警察に突入されちゃう。
戦闘員は全員逃げられたんだけども、お金はもらえなかったという話にする。
後日、身代金はもらえなかったけど、謝礼がドンと振り込まれる。
「どうしたんだ!?」って思ったら、金持ちばかりの親がいる私立の小学校のバスだったんですね。
それに親たちが感激して、私立探偵を雇って悪の秘密結社に対して振込をしてくれた。
ボスからは、「よくやった。しかし、今度からは良いことをやるんじゃなくて、悪いことをやって金を稼げ!」と説教されながらも、ちょっと出世する。
――みたいな話。
話はこれぐらい普通でいいんですよ。
演劇の面白さはお話ではなくて、セリフのキレとかキャラの立て方です。
なので、小学生とか親とか警察とか、いかに色んなキャラを立てれるのかで決まると思います。
がんばってください。
【まとめ】
設定をひねるなら、ストーリーはベタにしましょう。また演劇はストーリーよりも、セリフのキレやキャラの立て方が大事です。がんばってください。
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/04/09
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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「メールでのやりとりが苦手です」
「メールでのやりとりが苦手です」
ミミカキスキーさん/21歳/大学生/ブロマガ会員
私は大学で演劇部に所属しています。来年春に行う公演に向けて脚本を書いている最中です。
物語は「悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員が出世しようと奮闘するお話」を考えました。しかし、主人公が出世するためにどういった行動を取らせればいいのか思いつかず困っています。
何かアイデアをいただけないでしょうか? よろしくお願いします。
私は大学で演劇部に所属しています。来年春に行う公演に向けて脚本を書いている最中です。
物語は「悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員が出世しようと奮闘するお話」を考えました。しかし、主人公が出世するためにどういった行動を取らせればいいのか思いつかず困っています。
何かアイデアをいただけないでしょうか? よろしくお願いします。
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「脚本に向いてない」とコメントあります。
確かに、正直に言って、アイデアの段階で詰まる人は脚本には向いてないです。
なぜなら、脚本はそれ自体が完成物じゃないんですよ。
■脚本は未完成でも素早く作ろう
脚本は「他の人が演じるもの」だから、未完成でも叩き台になるものを素早く作れるのが1番いいんですね。
だから、アイデアに詰まる人は、脚本に向いてない。
じゃあ、「向いてないからやっちゃいけないのか」というと、そうじゃない。
そういう場合は今回のように悩み相談でもいいし、周りの人に聞きまくるでもなんでもいいと思います。
■ひねった設定の場合、ストーリーはベタでいい
悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員が出世するには何をすればいいのか?
こういう時は難しく考えちゃいけません。
「悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員」というだけで、かなりひねった設定なんですね。
このひねった設定を元にして、ひねったストーリーを展開したら、もう、何がなんだかわかんなくなっちゃうじゃん。
だから、ストーリーはベタでいいと思うんです。
どういう観客を対象にしているかわからないんですが、まあ、大きいお兄さんといわれるオタクな人か、または子供も見れるようなお話と考える。
だとすると、お話自体はハッピーエンドか、良い話くらいにまとめる感じだと思うんですよ。
■岡田斗司夫が適当に考えるストーリー
アイデアとしては、「小学校の遠足バスを悪の戦闘員が乗っ取って、身代金を要求する」という話でいいです。
身代金を要求するんですけど、良い話にしないといけない。
小学校のバスを乗っ取って、「静かにしろ!」「これから、お前らの親が金を出すように脅してやる!」と、小学生たちに言うんですけど。
その中で、小学生たちのなんとなくの雰囲気から、クラスの中にイジメがあるということが発覚する。
ほっときゃいいと思いながらも、妻子持ちの戦闘員はついつい介入してしまう。
子供達が全員逃げられない環境だから、イジメ問題について朝までがっつり話す。
それによって解決しないけれども、「世の中には悪いやつがいっぱいいるんだ。おじさんだって悪いだろ?」みたいな話をする。
でも、イジメ問題に対して解決策が見えたところで、結局警察に突入されちゃう。
戦闘員は全員逃げられたんだけども、お金はもらえなかったという話にする。
後日、身代金はもらえなかったけど、謝礼がドンと振り込まれる。
「どうしたんだ!?」って思ったら、金持ちばかりの親がいる私立の小学校のバスだったんですね。
それに親たちが感激して、私立探偵を雇って悪の秘密結社に対して振込をしてくれた。
ボスからは、「よくやった。しかし、今度からは良いことをやるんじゃなくて、悪いことをやって金を稼げ!」と説教されながらも、ちょっと出世する。
――みたいな話。
話はこれぐらい普通でいいんですよ。
演劇の面白さはお話ではなくて、セリフのキレとかキャラの立て方です。
なので、小学生とか親とか警察とか、いかに色んなキャラを立てれるのかで決まると思います。
がんばってください。
【まとめ】
設定をひねるなら、ストーリーはベタにしましょう。また演劇はストーリーよりも、セリフのキレやキャラの立て方が大事です。がんばってください。
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