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岡田斗司夫の解決!ズバっと「ゴジラのサイズが話題になっている件について」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと「ゴジラのサイズが話題になっている件について」

2015-05-21 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/05/21
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    情報サイト『探偵ファイル』に掲載したコラムをお届けします。

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    「ゴジラのサイズが話題になっている件について」
    (元記事はコチラから)

     岡田斗司夫です。
     来年度に東宝では新作のゴジラを準備中だそうです。

     ゴジラ自身の身長は過去最大となるそうで、2014年ハリウッド版では108メートルでした。庵野版ゴジラは120メートルまたはそれ以上、という予想もあるみたいです。

     ファンはいろいろ予想しているみたいですが、僕としてはぜひ、『ザ・ムーン』みたいにしてほしいな、と思います。
     『ザ・ムーン』はジョージ秋山のマンガで、1972年に少年サンデーに連載されました。
    ※現在はKindleで入手できます。


     Wikipediaによる設定紹介では、

    「ザ・ムーンとは、大富豪の魔魔男爵が二兆五千億円(当時)を費やして作り上げた巨大ロボットである。『神は死んだ』と語る男爵は、悪がはびこる世界への怒りから力こそ正義であると考え、新たな神としてムーンを作った。
     そして本当の正義を見つけ出せる純粋な心を持った少年たちにその操作を預ける。サンスウ・シャカイ・カテイカ・タイソウ(サンスウの弟)・ズコウ・リカ兄弟(双子)・オンガク・ヨウチエン(オンガクの弟)という、変わった名前を持つ9人の少年少女たちが心を合わせた時に、ムーンは動く。」

     ――となっています。


     さて、このザ・ムーン、登場する話数というか、ページ単位でサイズが変わります。初登場時では、せいぜい身長10~15メートル程度。
    ガンダムよりすこし小さいぐらい。
     しかしカテイカが悪の手先にさらわれて、ひとりで動き出したときには数百メートルから、下手したら数千メートルぐらいに描かれてしまいます。

     昔のマンガだから、と笑ってしまうこともできます。
     でも、このデタラメ感が逆にカッコいいと思いませんか?

     最近のロボットアニメやピクサー作品などでは、すべてロボットはCG処理しているので大きさにウソはつけません。
     ディテールは正確になったかわりに「マンガっぽい誇張やウソ」のパワーを失ってしまったのです。


     新作ゴジラは大都市を破壊し、魔神として睥睨する大怪獣を描くべきでしょう。
     もともとケレンミの強い絵の好きだった庵野監督なら、サイズを固定して「身長150メートルの過去最高です」とか言っても楽しくないはず。

     ここは思い切って「ザ・ムーン」方式で、登場シーンによってサイズ変えちゃう、というのでどうでしょうね?

     
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