<ヤマタク>
ネットショップには格言というものがありまして。
「金額に関しては、買う人が0人になるまで金額上げろ!」と。
<岡田>
あははは(笑)
その格言、面白い!
<ヤマタク>
確率の話なんですよ。
段階的に商品を用意していくと、買う人が段々減っていく。
これが0人になったら、「それ以上の金額はないな」という判断になります。
ドバイに行くと、ダイヤがついてる商品が必ず売ってるんですよ。
アップルウォッチもダイヤがついてる。
世の中に何人かは、それを買いますから。
■アップルユーザの上限金額が218万円?
<岡田>
その意味でアップルウォッチの218万円は、“セレブ向けの時計”としては安いんだよね。
本当なら、4,5千万円をとりたい。
でも、「それはどうかなあ……?」とアップルが気弱になった。
その結果、最上位機種でも218万程度になっちゃった。
<ヤマタク>
売れたら、次はその上のが出ますから。
アップルも必ず出します。
<岡田>
高ければ高いほどいい、ってことはないだろうけども。
基本的に、アップルが考える「自分たちのユーザの上限が218万円」ってこと?
<ヤマタク>
昔、アップルは高かったですもんね。
パソコン時代もそれぐらいしましたもんね。
<岡田>
パソコン時代も、最初のマッキントッシュが70万円ぐらいしましたから。
<ヤマタク>
今、良いコメントが流れましたね。
「あれは宣伝目的で、売れるとは思ってない」(コメント)
<岡田>
でも、超売れてますよ。
<ヤマタク>
プレスリリースして、余計に告知してもらうパターンもあるんですよ。
<岡田>
実はパソコンとしても、218万円は1番高い価格。
それをこっそりやってるところは、アップルのちょっと上手いところですね。
<ヤマタク>
上手いですね。
<岡田>
経営者として見た場合は……そこそこですね(笑)
合格だけど、とんでもなく意外というわけではない。
【まとめ】
218万円は「アップルのユーザーが出せる上限金額」だと思います。
そこそこの戦略ですが、意外性はありません。