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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/06/25
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「アップルウォッチ戦略に納得出来ない」

だーはらさん/31歳/フリーランス

 発売されたアップルウォッチの "金"の218万円値段に納得できません。
 最近、価格の安い廉価版をよく観ますが、アップルの経営戦略を岡田さんは、一経営者としてどうみられますか?

今回はゲスト出演された"ヤマタク"こと山本琢磨さんと岡田斗司夫の回答をお届けします。

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<ヤマタク>
 ネットショップには格言というものがありまして。
 「金額に関しては、買う人が0人になるまで金額上げろ!」と。

<岡田>
 あははは(笑)
 その格言、面白い! 

<ヤマタク>
 確率の話なんですよ。
 段階的に商品を用意していくと、買う人が段々減っていく。
 これが0人になったら、「それ以上の金額はないな」という判断になります。

 ドバイに行くと、ダイヤがついてる商品が必ず売ってるんですよ。
 アップルウォッチもダイヤがついてる。
 世の中に何人かは、それを買いますから。


■アップルユーザの上限金額が218万円?

<岡田>
 その意味でアップルウォッチの218万円は、“セレブ向けの時計”としては安いんだよね。
 本当なら、4,5千万円をとりたい。
 でも、「それはどうかなあ……?」とアップルが気弱になった。
 その結果、最上位機種でも218万程度になっちゃった。

<ヤマタク>
 売れたら、次はその上のが出ますから。
 アップルも必ず出します。

<岡田>
 高ければ高いほどいい、ってことはないだろうけども。
 基本的に、アップルが考える「自分たちのユーザの上限が218万円」ってこと?

<ヤマタク>
 昔、アップルは高かったですもんね。
 パソコン時代もそれぐらいしましたもんね。

<岡田>
 パソコン時代も、最初のマッキントッシュが70万円ぐらいしましたから。

<ヤマタク>
 今、良いコメントが流れましたね。
 「あれは宣伝目的で、売れるとは思ってない」(コメント)

<岡田>
 でも、超売れてますよ。

<ヤマタク>
 プレスリリースして、余計に告知してもらうパターンもあるんですよ。

<岡田>
 実はパソコンとしても、218万円は1番高い価格。
 それをこっそりやってるところは、アップルのちょっと上手いところですね。

<ヤマタク>
 上手いですね。

<岡田>
 経営者として見た場合は……そこそこですね(笑)
 合格だけど、とんでもなく意外というわけではない。


【まとめ】
 218万円は「アップルのユーザーが出せる上限金額」だと思います。
 そこそこの戦略ですが、意外性はありません。