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 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第19号 2013/2/4
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【今週のコンテンツ】岡田スクールの原イメージ・適塾とECCOTの両立
【レジュメ】ビジョン第二夜レジュメ
【今週の書き起こし】TSビジョン講演 第二夜
【岡田斗司夫なう。】速報】内田樹との対談本「評価と贈与の経済学」2/22発売!
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◆【今週のコンテンツ】岡田スクールの原イメージ・適塾とECCOTの両立
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12月3日にTSビジョンの第一回をお届けしてから、少し期間があいてしまいました。
覚えて頂いておりますでしょうか?
(第一回はこちら。http://ch.nicovideo.jp/ex/blomaga/ar20210
こんにちは、、のぞき見のミホコです。

岡田斗司夫をFREEにすることを目的とする組織FREEexは、3年間所属するとメンバーは卒業すべしと決められています。
もうすぐ、設立当時からのメンバーの卒業時期が到来します。
それを記念して、私たちFREEex限定だったコンテンツを公開します。

FREEexができて1年半弱経った2011年6月末のこと。
岡田斗司夫が、FREEexメンバーに向けて3夜連続の講義を行いました。
内容は、岡田自身の活動のありかた、メンバーの役割、SNSクラウドシティでの展開など、多岐にわたりました。フレームを引いたり寄ったりしながら、立体的に語られる将来像は、まさにビジョンと呼ぶにふさわしい充実した講義でした。
それから1年半経った現在、読み返すと、なんと現在展開されている「岡田スクール」
http://blog.livedoor.jp/cloudcityblog/archives/21752690.html
の原型が、既に明快に語られていることがわかります。

使われたメディアは、ボイスチャットシステム「TeamSpeak3」。
FREEex内の会議や講義で前々から使用されていたものです。
音声は岡田斗司夫のみ。メンバーはチャット欄で、質問や返答をする方式で進められます。

一年半後、あるいはもっと先の未来を見据えた講義は、今まで外に出したことがない貴重な資料です。まさにニコ生では言えない話「TSビジョン講義 第二夜」。
まずは、ハイライトをお届けします。


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【26:20】

(レジュメに)「適塾とECCOTの両立を目指す」と書きました。
“適塾”と昨日は言ったんですけども、表現を変えることも可能なんですよ。
 適塾というのは、お互いが先生になって教え合うところなんですね。それを具体的にクラウドシティの中で考えると、サロンのカデミーでお互いが教壇に立って教えるってことです。
 ここ何ヶ月か、クラウドシティで進行してることをずーっと見てると、面白い事件は誰かの日記とそのコメントで必ず話し合われている。
 その結果、それがどっかにまとまってないのが問題なだけなんですね。
だから「適塾というよりは“家庭教師のトライ”かもしれねぇな」っていうふうに思ってます。
 誰かが日記で何かを書くと、僕がコメントするだけでなく、****(社員)なり誰なりかが「それはこうですね」っていうふうにコメントを書く。相手の日記のコメント欄で、そのまま続けることもあるし、自分の日記に書いてURLで誘導することもある。
 リンクさえ貼れば、実は誰の日記でやっても、どのサロンでやってもいいんじゃないのか?それぐらい、クラウドシティ全体を“教室”って考えた方がいいのかもなと思ってます。
 これを「適塾って形で最終的にはちゃんとサロンで話そうよ」っていうふうにするのか、もしくは「家庭教師のトライ形式でそれぞれの御宅にお邪魔して、みんなでわいわいやって、じゃあここんとこまとめて全部サロンのとこに転載しようか」っていうふうにするのか。これはちょっと今後の流れに任せてみようかなというふうに思います。
 これが適塾の部分です。

 それとECCOTの両立を目指す。
『ECCOT』っていうのは何なのかというと、昨日ちょっと話した、“Experimental Cloud Community of Tomorrow”ですね。
 僕たちが、今後、世界に提示するクラウド型の拡張型家族とか拡張型組織、サロンですね。「それはこういうものじゃないのか?」っていう実験体を、僕たちはクラウドシティでやっています。
 今ちょうど僕が、クラウドシティの中でやってる「市民はどうあるべきなのか?」とか、「社長は本当に権力者なのか?」とか、あのへんは、僕たちにとって実は絶好の教科書なんですね。
 鬱陶しいと感じるかもしれませんが、こういうことを話し合う場もクラウドシティにあるべきだと思ってます。毎日毎日、みんなの楽しいこともあれば、4タイプとかスマートノートに関しての報告もある。それだけじゃなくて、「市民とはどうあるべきか?」とか「クラウドシティっていうのはどうなるべきか?」っていうめんどうな話もある。それは、僕たちにとってもすごく勉強になるんです。

 ちょうど今、市民の人たちが色んなところに引っかかってます。
 それを“お客さん意識”って言ったら彼らにとってちょっと悪く言い過ぎなんですけども、彼らは「なんで僕たちは岡田斗司夫に急に怒られたりするんだ!」っていう理不尽さを感じています。それに関しては「あの人の言い方が怖いからいけないんじゃないのか?」っていう、ものすごくありがちな所に落ち込みそうになりながらも、「そうじゃないかも」って色んなことを考えたりもして、、こう、ぐるぐる回ってる。
 で、こういうことをやってくれるから、僕らも分かるわけですね。実はオタキングexの社内でも「社長とはなんだろうか?」、「社員とはなんだろうか?」っていうふうに考えることは出来るんですけども、これ“近くに寄りすぎて分かんなくなっちゃう時”があるんですね。僕らには。
 それをクラウドシティでは、僕らからはちょっと離れた、客観的に見れる場でやってくれるていると。その反射光で自分たちの問題とか、立ち位置がすごくよく見えると思うんです。
 だから、両者の関係っていうのはですね、オタキングex(現在のFREEex)がすごいコアの部分だとすると、クラウドシティっていうのはなんだかんだいっても“僕たちの分身”であるなあ、というふうに思います。
 オタキングex(現在のFEEEex)が未来に対して僕たちが提示する拡張型家族とかですね、評価経済型組織のあり方だとしたら、クラウドシティっていうのはもうちょっと軽く、いろんな人がこれから将来複数所属することになる、サロンとか、コミュニティのプロトタイプだと考えてくれればいいと思います。
 そのための実験をしてるわけですね。

 だから“塾”として僕たちのメソッドをちゃんと理解できて、そして他の人に教えられるようにするっていう部分と、未来型のクラウド組織、クラウドコミュニティだっていうようなことを、“実験・実践”する。
 この両方の部分を忘れないでください。

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続きは書き起こしでお楽しみ下さい。