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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「『戦闘思考塾』とその『段位』」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「『戦闘思考塾』とその『段位』」

2015-11-14 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/14
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『頭の回転が速い人の話し方』から、ハイライトをお届けします。

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    『戦闘思考塾』とその『段位』」

     最終章では、具体的な戦闘思考力を鍛える方法について説明していきます。
     僕が代表を務めていたFREEexというグループでは、「クラウドシティ」という会員制のSNSを活用しており、その中に「FREEexスクール」というバーチャルな私塾があります。
     私塾の目的は、各段位の課題を自分でこなし、SNS内で発表しながら能力を研鑽することです。
     互いに励ましあい、競争しあったりする仕組みになっています。
     段位が上がった人は自然と、自信と責任感から、下の者の面倒をみる光景が見られます。
     「評価経済塾」「スマートノート塾」「4タイプ塾」などから「ガンダム塾」なんてのまであるんですけど、この中の一つが「戦闘思考塾」です。
     表を見てください。

    ーーーーーーーーーーーーーー
     十級:3冊の本を読み感想を書く(ローギア)
     九級:1時間ほどの映像を見て内容をまとめる(ローギア)
     八級:タイトルと目次だけ見て本の中身を推理する(ミドルギア)
     七級:本の内容を2ページごとに1行でまとめる(ミドルギア)
     六級:八級と七級の内容を比較する(ミドルギア)
     五級:テレビ番組の感想を400字にまとめる×3(ミドルギア)
     四級:5分以上誰かに一方的に話をする(トップギア)
     三級:ミニッツライナー(トップギア)
     二級:難しい原稿を小学生に伝わるように書き換える(シフトチェンジ)
     一級:ネット上の誤解を分析してブログなどに載せる(ミドルギア)
     初段:まだ誰も考えていないビジネスモデルや新商品のアイデアを一つ、日記で書く(ミドルギア)
     二段〜九段まで省略
     十段:「戦闘思考力」について講演か講義をする。観客は30人以上(トップギア)
    ーーーーーーーーーーーーーー

     この表は、クラウドシティの中の「戦闘思考塾」のカリキュラムです。
     「十級」とか「初段」とか書いていますよね。
     「十級」が一番簡単で、下のほうに行くにつれて難しくなっています。
     一番難しいのが「十段」です。
     それぞれの課題は戦闘思考力を鍛えるための訓練であり、クリアするごとに、どんどん段位が上がるという仕組みです。
     初段以上はあまりにもハードルが高いので、本書では十級から一級までについて説明していきます。
     戦闘思考力は「思考の武道」と言うだけあって、その訓練もかなりの気合いを必要とする修業ともいえる内容です。

     それに、環境によってはチャレンジできない人もいたり、人によっては向き不向きの訓練もあるでしょう。
     ですので、これから紹介する訓練はあくまで一例として参考にし、自分に合った訓練を開発したり、カスタマイズしてもらってもかまいません。
     ただし、頭に負荷をかけなければ頭の回転力は鍛えられないということだけは忘れないでください。
     では、十級から説明していきましょう。

    ▼3冊の本を読み感想を書く十級:ローギアを鍛える

     「ローギア」を鍛えるために一番良い方法は本を読むことです。
     3冊の本を最後まで通して読み、感想を書いてみてください。
     小学生のときの読書感想文みたいに張って書くのではなく、手帳にメモする感覚です。
     一度文字にすることが肝です。
     簡単ですね。
     どんな本でもかまいません。
     ノンフィクションとエッセイと小説の3つがベストなチョイスかもしれません。
     文字で書くということは、考えながら書く、書く速度で考えるということです。

     「文字にできない、私、なんか文章とか書けないの」と言う人は、だいたいにおいてトップギアしか使えない人です。
     僕も経験があるからわかります。
     頭が高速で回転しているときは、書いている速度が遅すぎてもどかしいんです。
     でも、ここでそれを嫌がってはいけません。
     あえて自分が書く速度に頭の回転速度を落とすと、疑問がいっぱい浮かんできます。
     「この書き方で伝わるだろうか?」「本当に自分が言いたいことはこれなんだろうか?」「この本の中に書いてあることは本当にこれだろうか?」などなど。
     こんな疑問が浮かんできても、手を止めずに我慢して書くこと。この速度がローギアです。


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