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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/03
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おはようございます。

今日は『解決!ズバッと』はお休み。
絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。

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影響力によって人々の世界観を変える」


 ここまでの説明で、何となくカリスマのイメージができてきたことでしょう。
 それではいよいよ、カリスマとはどんな存在なのか、その本質に迫っていきたいと思います。

 カリスマは、人の人生に大きな影響を与える人間だと先に述べました。
 強い影響力によって大勢の人を周りに集め、その人たちに働きかけを行います。

 では、カリスマは働きかけによって何を目指そうというのでしょうか?
 それは、カリスマが属しているジャンルの世界観、価値観の変革です。
 自身の持つ強い影響力を行使して、世界を変えようとする。
 これがカリスマの行動原理なんです。

 もちろん、一口にカリスマといっても、その影響力はまちまち。
 ヒトラーやカエサル、織田信長のように、歴史に足跡を刻んだカリスマもいれば、そうでない人だっています。
 はごく一部の人に注目されているだけのカリスマも、5年後にはすごく大きな影響力を持っているかもしれませんし、結局何も成し遂げられずに終わるかもしれません。

 でも、成功したらカリスマ、失敗したらカリスマではない、ということではないんです。
 カリスマたる人間に必要なのは成功ではなく、“その人自身のありよう”です。

 私は、カリスマと呼ばれる人間が持っている属性とは、次の4つだと考えています。
 (1)シナリオライター
 (2)パフォーマー
 (3)プロデューサー
 (4)トリックスター


カリスマ論
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