岡田斗司夫の解決！ズバっと 「修士論文を書けずに自殺未遂」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

岡田斗司夫のニコ生では言えない話

　岡田斗司夫の解決！ズバっと　2016/02/24
───────────────────────────────────

おはよう！　岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

───────────────────────────────────

「修士論文を書けずに自殺未遂」

　大学院生の友達が修士論文をかけずに自殺未遂をしてしまいました。

　その子は完璧主義者で「つまらないものは書けない」と言います。
　「とりあえず手を動かしたら？」と言っても聞きません。

　友達として助けてあげたい気持ちがあるのですが、どうしたらよいでしょうか？

 

───────────────────────────────────

　「完璧主義者」とか「修士論文が書けず」というのではなく、「自殺未遂」のところだけ気をつければいいと思いますね。

　どういう原因でも人間は自殺しますし、プライドが高い人間にはどんなことを言っても割と効果がないです。

■踏み込んで忠告するよりも、自殺未遂した事をケアする

　「なぜやった」とか「相談に乗ってあげなければ」というふうにあんまり思わない方がいい。
　それよりは美味しいものでも食べさせてあげるといいよ。
　それが友達としてできる良いことだと思う。

　そこから先に踏み込んで、「お前はできるよ」「完璧主義をやめろよ」と言ってもダメ。
　僕の経験上、本当にそいつに張り付いてやるつもりがないとしょうがない。

　結局、「周りには理解できない」と本人が思うことを増やすだけなので、放っておいた方がいいと思うよ。
　放っておくと言っても、「もう あんなヤツ、死ねよ」じゃなくて、自殺未遂をしたことに関してケアするだけでいいと思います。

【まとめ】

　自殺未遂の理由や本人の性格に踏み込むよりも、自殺未遂をした事のケアをしましょう。
　友達として出来ることは、美味しいものを食べさせてあげることです。