前クールでスマッシュヒットを決めたTBSドラマ『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』で中谷美紀さん演じる3高独女みやびの一挙手一投足に、他人事ではないとソワソワした読者も多いだろう。最終回で、自分なりの幸せの道を歩き出したみやびに「そうかあ(ドラマだもんな)」と、釈然としない気持ちを抱え『でき、しな』ロスになった独身女子の皆さんに朗報。結婚を120%で推奨している本『とりあえず結婚するという生き方』を手掛けた夫婦・家族問題評論家・コンサルタントの池内ひろ美先生に、ありがたい助言をちょうだいしてきたので、張り切って参考にしていただきたい。
――『とりあえず結婚するという生き方 いま独身女性に考えてほしい50のこと。』を出版した背景には何があったのでしょうか?
私はこれまで、ご夫婦の問題を4万人近くお受けしてきました。昔のご相談は「夫が浮気をした」「子供の教育をどうしよう」などでしたが、今顕著に増えているのが「どうやったら結婚できるんですか」というもの。あるいは、お母さま世代が「うちの娘が結婚しないんだけど、どうしたらいいでしょう」という相談が増えてきたことがありました。20年前にはまったくなかった問題なんですよ。
――そのアンサーが著書に載っているんですよね。『とりあえず』という言葉のインパクトが強烈なのですが
なぜ『とりあえず』かと言うと、20~30代の今の若い方は、何かをするときに失敗を過剰に恐れるんです。失敗するなら何もしないほうがいいとか、絶対に失敗したくないという気持ちを持つ方が多いんです。私としては、そんなに突き詰めて考えないで『とりあえず』結婚しようよ、と思います。
――失敗したくない気持ちもありながら、そもそも今のご時世に結婚することのおすすめポイントといえば、何が挙げられますか?
一人じゃない、ということです。支え合うことができることと、自分のためだけに生きるのではないということです。「結婚したくないんです」と言う人の相談を受けていると、「僕は自分が残業して稼いだお金を妻に渡してお小遣い制になるのが嫌だ」「子育ての時間をとられるのが嫌だ」と。つまり、時間もお金も自分のためにしか使いたくないという、了見の狭い輩がいらっしゃるんです。
――・・・・・・耳が・・・耳が痛いんですが。。。(汗)
(笑)。それでは大人になれませんよ。それは、非常に幼く後ろ向きな考え方なんです。日本は「かわいい」という言葉に代表されるように、幼いものへの価値がとても高い文化なので、大人になるような教育をきちんと受けていないんです。だからこそ、一人一人が自覚を持って大人にならないと。
――ちなみに、パートナーがいない人は何から始めればいいんですか?
皆さん、自分の好みがわかっていないから相手を見つけられないんです。だから、まずは自分の好みの相手を探せるような練習をしましょうか。例えば、通勤に電車を使っていれば、朝、電車に乗ったら車両の中で「誰かと一緒に暮らさなければならない」と仮定して、一人選んでみてください。視覚、嗅覚、全部使って、「この人ならいいか」という人を探してください。いなければ、違う車両に移ればいいんです。
――感度を上げる的なレッスンですかね?
そうそう。毎日電車でしていれば、自分の好みがわかるようになってきます。これは洋服選びと一緒です。何が似合うかわからなかった若いときは、いいなと思って買ってもいざ着ると似合っていないとか、ちょっと小さかったとか、失敗していたでしょう? でも大人になると、自分に似合うものがわかるようになる。まったく同じことが、男性選びにも言えるんです。たくさん見てください。見ているうちに、必ず女度が上がりますから。
――女度! へ~!
女性が女性同士で話をするときと、男性を見るときは違うんですよ。女性ばかりでつるんでいると、おっさんになります。おばさんにはなれない、おっさんになりますからね。それに、女性同士でずっと固まっていたら男性も声をかけづらいものです。(男性スタッフ:うなずく)
――ほ~。そうならないためにも、まずは一歩踏み出すことが必要なんですね。
「私は結婚する」と周りに宣言してください。「したい」ではない、「する」です。結婚できない人は、結婚しなくていい理由ばかりを数えるんです。「今は仕事が忙しい」「まだ年収が足りないから」とか、たくさん数えて余計できなくするんです。だから「結婚して幸せになる」と言うと、結婚しなければ不幸になるという刷り込みにもなるので、結婚に近くなります。50~60代で大きな後悔を抱える方もいらっしゃるので、20~30代の若い人たちに『とりあえず』結婚してほしいです。ご自身のマインドセットを変えてみてくださいね。
『とりあえず結婚するという生き方』池内ひろ美著
5月27日発行/1296円/ヨシモトブックス刊
取材・文・写真:赤山恭子
■参照リンク
池内ひろ美 公式サイト
http://ikeuchi.com/
■今月のAOL特集
ハリウッドにみる年の差カップル【フォト集】
コメント
コメントを書く愛の薄い妥協的な結婚は誰も幸せになれないぞ。当人も子供も周囲も。
若いうちじゃないと恋愛とコネづくりを楽しめないぞ。20代後半の恋愛は駆け引きと損得勘定でつまらなくなる。
だから出遅れたアラフォー男どもは女子大生と若いOLにむらがる。女は28くらいから需要が急落する。
その手には乗らねーよ
問題は50歳過ぎても結婚なんてクソ食らえと言ってられるかどうかだ。
若いうちは友達もいるから寂しくないだろうが、歳を追うごとに疎遠しなって孤立していく。
一生ひとりぼっちでいるのは中途半端な覚悟では後悔する可能性がある。
しかも後悔した時には取り返しはつかない。
女性にとっては自分の輝きが失われる前に結婚という名の契約の鎖でそれなりの男を縛り付けて確保しておくことに一定のメリットはあるでしょうね。打算的な意味で言えば「とりあえず結婚」は女性ならありでしょう。
女性側に結婚はまるでメリットがない。子供にお金がかかるし、日本人の男性は世界一家事しない。働くだけの今がラクだし、趣味で友達はいくらでも増やせるし、24条が改正されたら、それこそ男も女も終わり。結婚はオワコンになるよ。団塊の介護で結婚してる女はみんな現実わかる。子育ててこんな揉めて疲れ果ててるのに
とりあえずで決めるとどんなこともロクなことにならんのだよね
そこに自分の意思が存在しない。単に空気に流されるだけ
あと若いうちにキャリアも積まずに結婚、出産、育休した人はキャリアないからロクな仕事ないからね。子持ちは面接でも不利だし。30位で現実に気づいて離婚して安易なシングルマザーの貧困見てると、とりあえず結婚した馬鹿。こんな糞コラムに扇動される馬鹿はいないでしょう。もう昭和のロードモデルは通用しないよ。この人みたいな世代って昭和の考えだから結婚は必ずすべき(もしくは国のために?)だから。
仕事になりゃなんでもいいや、てレベルで糞コラム書いても誰も扇動できない時代だよ
相変わらず炎上するような記事を宣伝してんな糞運営^^;
>>57
ATMを確保するっていうメリットがあるじゃないですか。
賞味期限がキレてからではできませんよ?
結婚というシステムや「結婚は素晴らしいみたいな世間の価値観のおしつけ」はかつて程の強制力こそ失いましたが、
未だに女性が自身の輝きが失った後も男をつなぎとめて支配するための便利なシステムですよ。
「とりあえず」で結婚するなら、打算的に考えてそれなりに搾り取れる相手を捕まえるのは当然でしょう。
そういう目的意識もなく、添い遂げたい相手でもない人と結婚するのはただの阿呆ですよ。
女友達すらいないのでずっと独身で生きていきます