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グランド花月が東京に! 川畑座長&NON STYLE&横澤夏子が語る新喜劇の凄さ 「ベテランさんは台詞を覚えていないですからね」
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グランド花月が東京に! 川畑座長&NON STYLE&横澤夏子が語る新喜劇の凄さ 「ベテランさんは台詞を覚えていないですからね」

2016-09-27 18:00

    日本におけるお笑いの文化を確立した、なにわの看板寄席"グランド花月"が9月29日から4日間、東京にやってくる。ボケに突っ込み、全員でずっこけるという本場大阪テッパンの技術を50年以上育み、多い日には1日8公演(!)行われることもあるという。永らく新喜劇を率いてきた川畑泰史座長と、今やすっかりなにわ節を東京トーンに変換しブレイクしたNON STYLE(石田明、井上裕介)、さらには新喜劇に憧れを見せる売れっ子芸人・横澤夏子という異なる芸風を持つ彼らに、互いの芸風をどう見ているのか?独自のスタイルを貫くお笑い談義に花が咲いた。


    ――大阪の新喜劇をそのまま東京で披露するということは、もうホームの感覚ですか?

    川畑泰史(以下、川畑):そうですね。ネタとかに関しては、ほんまにいつもとまったく同じでいく感じですけど、意気込みはめちゃめちゃありますよ!すごいプレッシャーも感じてますし、すでに緊張もしてます。大阪までなかなか足を運べない方に、ほんまに来ていただけたらなって。

    ――川畑座長的には、後輩たちの躍進をどうご覧になっています?

    川畑:NON STYLEは頑張ってたところを、大阪からずっと見ていますからね。ほんまに頼もしいです。僕らは大阪でしかやってないんで、こんだけ東京で活躍してくれてる同じ事務所の人がいてはるから、こういう機会も得られるわけですし。横澤なんかドラマにも出てますし、どれだけありがたいかってことですよね。もっと行け!って思ってますよ。

    ――花月では1日3~5公演もあるそうですが、しんどくないですか?

    川畑:前の晩よう寝るくらいしか...あとはケアのしようがないですよね。
    井上裕介(以下、井上):5公演とか絶対嫌ですけどね...。
    石田明(以下、石田):めっちゃ大変ですよね。
    川畑:正月は8公演とかあるから。
    横澤夏子(以下、横澤):えっ!
    井上:俺、そんなスケジュールやったら「人の体を何や思てんねん」って言う。もう若くないですからね。

    ――川畑座長は、井上さんのような気持ちはまったくないんですか?

    川畑:いや、しゃあないっすからね~。
    井上:だって、俺らや夏子とかも出番が(漫才なので)5~10分じゃないですか。新喜劇、1時間ありますからね。俺、無理っすわ。
    横澤:ずっと出ずっぱりですしね。
    川畑:でもねぇ、思ってるほどしんどないですよ。新喜劇って自分しゃべったら何回かあってから自分回ってくる、みたいなんあるから、9人制のバレーボールやってるみたいなところあるんです。でも、漫才って1対1でバレーボールしてるみたいな感じなんですよ。「せわしな!」思て。尋常やないと思いますわ。

    ――それでいくと、横澤さんはお一人でのパフォーマンスですね。

    横澤:私、掛け合いがすごく苦手なんですよ。ずっと一人で架空の人としゃべってるんで(笑)。新喜劇は相手の台詞も覚えなきゃいけないじゃないですか。すごい大変だなって。
    川畑:いやあ、新喜劇って稽古の日が決められてるから、ある種しゃあなしで行くんです。一人の人が大変なのって、自分だからサボろう思ったらなんぼでもサボれるし。なあ?
    横澤:私、街中で電話とかしてるふりして練習したりします。
    全員:へえ~~。
    井上:えらいなあ...。
    石田:すごい。
    横澤:どこでもできるんで。だからバイトもいつでもできるので、というのもあります。...なんか、いい子みたいになっちゃって(笑)。
    井上:そんなんしてるから、今、花開いてんねんやって。

    ――気になるNON STYLEさんの練習法は?

    井上:俺は練習嫌いやし、ネタ合わせしたないし、1日何本も舞台するの嫌やし、ずうっと文句言ってる感じっす。特に、俺は石田じゃないとこの世界やってないです。
    石田:こいつ、ポジティブなんか、かけらも持ってないですよ。こいつほどネガティブなやつ、いない。
    全員:(笑)。

    ――石田さん、全然笑っていませんね(笑)。

    石田:僕、井上と出会ってから1回も井上の言うことで笑ったことないですから。昔から関係性でそうですから。「面白いこと言うてはるな」って思っていますが、僕、もともと人の言うたことで笑うやつじゃないので、すいません(笑)。
    川畑:(大笑い)

    ――本番中にネタが飛んだりすることはあるんですか?

    石田:ありますよ。
    川畑:新喜劇は、ほぼベテランさんは台詞を覚えていないですからね。
    横澤:えっ、どうなるんですか?
    川畑:極力ごまかそうとするんやけど、ごまかされへんときは、「この人、飛んだ」みたいな話になったりとか。
    井上:そこは座長の腕の見せ所ですよね。
    川畑:見せ所やけど...、多いっすよね最近、ほんまに。

    ――NON STYLEさんの場合は、飛んじゃった場合どうするんですか?

    石田:ふんわり次の展開に...。
    井上:覚えているほうがもっていくしかないですよね。最悪、漫才なんで「もうええわ」言ったら終わりますんで。その辺が新喜劇とは違っていい意味で自由ですよね。ほかに迷惑をかけることがない。俺らはすべったらすべったで自分に返ってくるだけですけど、新喜劇の場合はその後のバトンがね、腐ったバトンになるから。
    横澤:...怖い!

    ――話を聞いていると、新喜劇と漫才、ピンでのネタなど一口にお笑いと言っても、向き合い方が全然違いますね。

    井上:新喜劇はどっちかと言うと、テレビの収録に近いです。テレビの収録は団体芸なので。

    ――AOL読者はサラリーマンが多いのですが、代表して横澤さん、ぜひメッセージをお願いします。

    横澤:いつも、婚活パーティでお世話になっています♥
    全員:(笑)。
    川畑:実物のほうが2割増かわいい。
    横澤:太字で書いてください!
    石田:でも3割増でうざいです(笑)。
    横澤:プラマイ、マイナス...。

    ――では仕切り直しで、川畑座長、一言お願いします。

    川畑:読者さんは、働き盛りの世代で一番小金も持ってはりそうなんですけど、奥さんに握られたりとかで、自由になるお金が少ない世代でもあると思います。そんな小遣いで、われわれ同世代のおっさんらが、アホなことをしてる姿をぜひ見にきて、明日の活力にしてください。(取材・文・写真:赤山恭子)


    「東京グランド花月」は9月29日(木)~10月2日(日)、サンシャイン劇場にて公演。

    ■「東京グランド花月」公式サイト
    www.yoshimoto.co.jp/tgk/
    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/09/27/tgk_yoshimoto/
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