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故人の遺骨を、日常的に使える食器に生まれ変わらせるという驚きのサービスが話題になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=IW2YpfgK_d0
米ニューメキシコ州・サンタフェ在住のアーティスト、ジャスティン・クロウさんは、2015年に故人の遺骨を使用して食器を作り上げるアートプロジェクト「Nourish」を発表。この遺骨と食器を組み合わせるアイデアについて、彼は「死の必然性という感覚を日常生活にもたらす食器シリーズを作りたかった」と語っている。
彼は医療の研究者や教育機関などに遺骨を販売する業者や、クラシファイドコミュニティサイト<Craigslist>に2カップ分の遺骨を35ドル(約3,643円)で買い取るという広告を掲載し、200人以上の遺骨を収集。それを粉砕して釉薬に混ぜ、お皿やカップなどを作り上げた。その食器を使用して型破りの食事会が開かれ、参加者たちが食事を楽しんだという。
その後、ジャスティンさんはアートプロジェクトに賛同した友人たちから食器を特注されたことをきっかけに、遺骨を食器に変えるという考えが供養の方法の1つとして成立すると感じたそうだ。そこで<Chronicle Cremation Design>という会社を立ち上げ、遺骨をマグカップ、お皿、花瓶、キャンドルホルダーなどの陶器に生まれ変わらせるサービスを提供開始した。
「遺骨を陶器に生まれ変わらせることで、日常生活において故人を思い出すことができる。たとえば、最愛の祖母の思い出とともに、毎朝コーヒーを飲み、家族の食卓で会話を楽しむことができる」と語るジャスティンさん。顧客第1号の男性(24)は不慮の事故で友人を亡くし、家族から分けてもらって大切に保管していた遺骨からマグカップを作ったそうだ。
人間の遺骨は重さ1.8~2.7キログラムほどあるそうだが、食器を作るためには100グラムの量があれば十分とのこと。公式サイトから注文すると収集キットが届き、それに遺骨を入れて郵送すると、30~60日後に商品が届く。釉薬を特別注文するのに399ドル(約4万1千円)、内容によってさらに159~649ドル(約1万6千円〜6万7千円)の料金がかかるそうだ。
ただ世間的にはやはり賛否が分かれるようで、ネット上では「ちょっと気味が悪い・・・」「粘土ではなくて釉薬に含まれるわけね」「新しい定義のボーンチャイナ(骨灰磁器)だね」など様々なコメントが寄せられている。
■参照リンク
http://www.odditycentral.com/
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RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/11/13/nourish/