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地域の若者を守るために、麻薬の売人を一掃したギャング集団が話題になっている。

https://www.youtube.com/watch?v=CBstfPqRDwA


ニュージーランド・ナルワヒャの町で、地元の民族系ギャング「Tribal Huk」が、地域で麻薬を売りさばく売人たちに24時間以内に退去することを命じ、たった2日で町から売人を一掃したという。

彼らは地域の若者たちが麻薬による悪影響を受けている現実を目にして、ついにアクションを起こした。彼らが事前に地元の若者たちに話を聞いたところ、約75%の若者が何らかのかたちで麻薬の影響下にあることが判明したのだそうだ。

この事態を重く見た「Tribal Huk」のリーダーであるジェイミー・ピンクさんが、2016年10月13日に地元の集会で異例の発表をした。麻薬の売人に対して、24時間の猶予を設けるので期限内に町から出て行くように、と事前通告をしたのである。

「Tribal Hukは、この町のギャングを長年束ねてきた。しかし、これまでに諸悪の根源を追い出したことはなかったので、少々申し訳なく感じる」と低姿勢のジェイミーさん。とはいえギャングの指令だけに、最初こそ紳士的に依頼するものの相手にとっては"従う以外の選択肢はない"ということを意味している。

もちろん麻薬を資金源にするギャングも存在するが、この「Tribal Huk」のリーダーは、以前から麻薬反対派。もちろん麻薬は収入源にもなるが、同時に破滅も生むからだ。彼は、地域の問題のひとつを見逃せなかったのだろう。

ギャングから設けられた最終期限が過ぎると、メインストリートから麻薬の売人が姿を消し、町に平和が戻ったように見えた。しかし裏側では、ギャングが徹夜で麻薬の売人5、6人が集まる部屋に突入し、彼らを退去させるという動きもあったらしい。

ある女性の証言によると、警告を無視した売人に対してギャングが暴力行為を働くのを目撃したという。しかし彼女は、若者に麻薬を売る売人にとって当然の結果であると考えており、過去3回も強盗に侵入されたが「Tribal Huk」がパトロールを始めてから町が平和になった、と証言している。

10月15日には、ジェイミーさんが「麻薬の売人を一掃するキャンペーンは成功した」とを発表。実際に、警察は町で暴力事件などが減ったと語っている。おそらくギャングのクリーンアップ作戦の効果もあるだろう。

そんなギャングのアクションに対して、住民からは「町から麻薬を一掃してくれた」「国にもっと彼のようなリーダーが必要だ」と賞賛する声が上がっているが、「ギャングは本当に問題を解決しているわけではなく、別の場所に移動させているだけ」と、新たな問題を指摘する声もある。

なお、このギャング集団は2年前にも地元の学校30校に通う子どもたちのために1日で計500個のサンドイッチを配るというアクションを行い、「サンドイッチ・ギャング」として地元メディアに取り上げられたこともあるそうだ。


■参照リンク
http://www.odditycentral.com/


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