HIVの診断結果でリチャード・ヘルナンデスさんの世界は一変した。それからはエヴァ・ティアマト(注:メソポタミア神話で原初の海の女神。竜の姿で描かれることが多い)・メドゥーサ、またの名をティアマト・ドラゴン・レディとして生きるようになったのだ。


1997年、その診断結果を受け取った時、"ヘルナンデス"として生活していたエヴァさんは米国の有名銀行で重役だった。しかしその時を境に、このテキサスっ子は「人間として死にたくない」と心に誓ったと英紙『The Daily Mail』は伝えている。

5才のとき両親に捨てられたのは自分がダイヤガラガラヘビの生まれ変わりだからだと信じているという。

「私には母が2人居るの。1人は私を生んだ母親、そのあと爬虫類の両親のもとに生まれ変わったの。そう、ガラガラヘビね」と説明してくれた。

それから手術を何度も受けてドラゴンへ変貌していく。耳を切除し鼻を整形、舌先を2つに分割し歯もほとんど抜いた。頭には角のようなものが8つ付けられ、体や顔面にはウロコの入れ墨が施されている。

「人類って素晴らしいし良いところもたくさんあるけど、他の生物と比べると一番破壊的で憎悪に満ちてるの。HIV陽性だって言われたとき、生き方を変えなきゃって思った。だから人間じゃないものの姿になりたくなったわけ」とエヴァは英大衆紙『The Sun』に語っている。

ウロコにマッチするよう眼球の白目の部分も緑に染め、自らこれを「メドゥーサの死の緑の目」と呼んでいる。これまでに6万ドル(約632万円)ほどを手術につぎ込んだというが、今後も"改造"は続けるという。

「身体改造についてオープンに話せるようになって欲しい。そして、生まれて53年間をゲイの男性として生き、今はトランスジェンダーの女性として生きるということを理解して欲しい」とエヴァさんは言う。

以下、エヴァさんがインスタグラムに投稿した画像をご覧いただきたい。







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