TVシリーズ『LOST』でショーランナーを務めたデイモン・リンデロフが、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクション(映画『ゲット・アウト』などを制作)と共同で、『The Hunt』(原題)というポリティカル・アクション・スリラー映画を制作することとなった。


エンタメ情報サイト『The Hollywood Reporter(THR)』によれば、リンデロフは『LOST』で共にショーランナーを務めたカールトン・キューズの息子であるニック・キューズと共同で脚本を書いているという。監督は映画『死の谷間』のクレイグ・ゾベルで、ブラムハウスとユニバーサルがプロジェクトの激しい入札競争に勝利した。

リンデロフ、キューズ、ゾベルといえば、HBOの『LEFTOVERS/残された世界』の共同制作者でもある。同作品でリンデロフは制作を、ニック・キューズは後半で脚本を、ゾベルはいくつかのエピソードの監督を務めた。

内部関係者がTHRに語ったところによると、『The Hunt』は米国の最新の政治情勢と、左派と右派の対立から生じる暴力から着想を得ているという。

最新の政治情勢から着想を得た作品はブラムハウスの得意分野であり、その巧みなストーリーテリングによって『ゲット・アウト』はオスカー候補になり、ジョーダン・ピールがアカデミー賞脚本賞を受賞した。また同プロダクションは低予算の作品からドル箱作品を生み出すことでも有名だ。

リンデロフはこの数年、テレビ作品に力を入れており、現在HBOの『Watchmen』(原題)を制作中だが、『ワールド・ウォーZ』や『プロメテウス』など、映画でも優れた脚本を書いている。

■参照リンク
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