今回は、種の垣根を越えて仲良くなった子牛と犬をご紹介しよう。
子牛のカルビンとオーストラリアン・シェパードのリンカーンは、カナダ・オンタリオ州にある畜産動物のための保護施設「Black Goat Farm and Sanctuary」で出会ったその瞬間から仲良しだ。
元々、雄のカルビンは同保護施設の近場の酪農場で産まれ、肉牛として出荷される予定だった。牛乳を生産し続けるため乳用牛に子牛を産ませるのだが、雄として産まれた場合、飼育されたのち出荷されてしまう運命が待っていることが多いのだ。
同保護施設の共同創立者、メーガン・モスタッチさんは、「カルビンは産まれてから2日で母牛から離され、小さなコンクリートの牛舎に入れられました」と、動物好きのためのメディアサイト『The Dodo』のインタビューで語っている。同施設のスタッフたちは、殺されてしまうはずだったカルビンを保護するよう決意。酪農家に相談した所、カルビンを譲ってくれたという。
こうして幸運にも命を救われたカルビンは、同保護施設での新しい生活をスタートする事となったのだが、その生活を満喫しているようだ。メーガンさんはこのように語る。「カルビンは外に出たり、脚を伸ばしたり、走る事すら出来ませんでした。カルビンがどれだけ走るのが好きか理解できるでしょう」
『The Dodo』によると、同保護施設は保護した動物たちの飼育のサポート役として2匹の犬を飼っており、カルビンはその内の1匹、リンカーンと切っても切れない仲になった。彼らは種の違う動物同士でありながら、一緒に走ったり、ジャンプして遊び、体をなめ合ったりもするという。また、リンカーンは、カルビンが寝る際は寄り添ってカルビンを見守るとのことだ。
メーガンさんは、フェイスブックで「私たちは、苦痛やほったらかしに耐える、こうしたかわいそうで無力な動物たちを多く見て、悲しみに打ちひしがれています」とコメントし、このように続けている。「私たちはその一部を救っていますが、それと同時に救う事の出来なかった動物たちも見てきました。時々、勝ち目のない戦いをしているような感じがします」
しかし、メーガンさんによると、カルビンは「走り回り、遊んで、喜びに満ちた人生を送っています」という。「カルビンは幸運な1匹。何故私たちが活動しているのかを、思い起こさせてくれる存在です」
■参照リンク
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コメント
コメントを書く普通に肉牛として育ててから売るつもりのところに押しかけたのならクソ迷惑な偽善者だけど、その酪農家が劣悪な環境で放置してたとか、近く殺処分する予定だったという状況で引き取った可能性もある、ただこの記事はそこまで書いてないのでなんとも言えない
日本だと雄のホルは数千から数万で取引されるな、時と場合によっても全く違うから参考にはならん
まぁその程度なら譲るも…うーんってとこかなぁ
ちっこくて値が張りそうになかったら一日ごとに赤字増えてくようなもんだから、タダでもってってくれるんだったら別にかまわん。怪我とか病気とかで丈夫に育つ見込みがなかったら肉にすらならずに殺処分だし。
しかしオンタ(雄)なんてしょっちゅう生まれては肉にされてるのに奇特なことだな。
まあ牛は可愛いし本人も満足しているし、デカくなってもちゃんと面倒が見られるんだったらいいけど。
>>3
>その酪農家が劣悪な環境で放置してたとか
それならそれで、「畜産動物のための保護施設」が「こんな非道なことしてる奴がいましたよー!」と大騒ぎするにきまってんじゃん
なのにやってないんだから
運動家がおしかけて嫌がらせしまくってきてウザいからもうコレやるからとっとと消えてくれ
ってされただけだろうな
保護すべき動物がいないとき一番困るのが活動不能になる動物保護団体。まあ畜産農家が攻撃されているわけでもないし単純な使命感からの引き取りなんだろうが。
ふーん良かったね(肉を食いながら)
素敵やん(鮭を食べながら)
豚コレラ患者は救ってくれないんですかね。
本人の趣味でやるなら人がとやかく言うことじゃない。でもそれが正義のように言うのはちがってるね。
それより食とエロを全く同列に語って「好き嫌いなく食べろ」と言ってるレイパーがクソ以下なのは確か。
自分が牛肉を食べてる手前、素直に喜んでいいのか迷うところ。まあ殺処分されそうだったってなら分かるんだけどね?