自閉症の少年が、大切なぬいぐるみを失くし、警察に通報をしてしまったのだが、ニュージャージー州の警察官が、そんな少年に対し優しく対応し話題を呼んだ。

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ニュージャージー州ウッドブリッジ・タウンシップに住む、12歳の少年、ライアン・ポールくんは、部屋から小さなクマのぬいぐるみのフレディが無くなり、警察に通報。家族が地元局『WABC』に語った所によると、ライアンくんは、以前「緊急」な状況になったら通報するよう教わっていて、この時、まさにその状況に陥ったと思い込んでしまい通報したという。ちなみに、ライアンくんはオペレーターに助けが必要であることを伝えるとすぐに電話を切ってしまったそうだ。

ライアンくんの父親ロバートさんは、同局の取材に対しこのように語っている。「『ライアン、警察に電話をしたのか』と確認し『うん』と言ったので、『何故?』と聞いたところ、『テディベアを助けてほしくて』と答えました」。ライアンくんが電話を切った後、すぐに地元ウッドブリッジ警察から確認の電話がかかってきたため、ロバートさんは緊急事態ではなかったことを伝えたが、緊急通報の電話が途中で切れてしまった場合は、方針で現場に駆け付けなければならないとの事だった。

警察官のカーリ・マンジニさんは、すぐにこの家族の家に駆け付けた。そして、家族から状況を聞くと、少年に優しい対応を始めたのだ。実は、カーリさんは、自閉症の人々のサポートを行う非営利団体「POAC Autism Services」による特別な訓練を受けていたという。

カーリさんは、ライアンくんの宝物であるテディベアを一緒に探し出し、その後一緒に写真を撮り、安心させてあげたのだ。

父親ロバートさんは、フェイスブックで以下のように投稿し、この警察官への感謝の気持ちを綴っている。


「もし、自分の12歳の自閉症の息子が、自分のテディベアに『助け』が必要だと911に電話をかけたらどうなるでしょうか。そう、ウッドブリッジ警察から警察官が訪れます。いたわりと理解を持って対応して下さり、また、(間違って緊急電話をしてしまった)『犯人』と写真まで撮ってくれたこの警察官、ならびに、電話をかけ直し、全てが大丈夫かを確認して下さった911のオペレーターに感謝します。こんなにも素晴らしく、思いやりのある警察を持っていることを嬉しく思います(以下略)」

■参照リンク
http://www.aol.com/

■関連ビデオ
RSS情報:https://news.aol.jp/2019/03/25/police-officer-saves-the-day-after-boy-with-autism-calls-911-over-lost-teddy-bear/