iPhone 11

スティーブ・ジョブズ・シアターで進行中のスペシャルイベントで、アップルが2019年モデルの新 iPhone 三機種を発表しました。そのひとつは『iPhone 11』。

アルミとガラスのカラフルな6色のボディに、広角(通常)と超広角のデュアルカメラ、6.1インチLiquid Retina(液晶)ディスプレイを搭載したモデル。2018年の iPhone XRを継承する、新iPhone全三機種のなかでは普及モデルです。

アップルストアの国内価格は、いずれも税別で 64GB 7万4800円、128GB 7万9800円、256GB 9万800円。

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カラーバリエーションはブラックとホワイト、パープル、イエロー、グリーン、そしてチャリティ企画の真っ赤な (PRODUCT) RED。



デュアルカメラの構成は12MP広角(iPhone XRのカメラよりやや広角の28mm、F1.8)と、12MP超広角(35mm版換算13mm、F2.4)。

超広角を利用して、カメラアプリでは通常撮影時でも「フレーム外」を同時に表示して、フレーミングを助けるインターフェースを採用します。



二眼カメラのステレオ効果で、ペットなどXRよりも柔軟なポートレートモード撮影に対応します。

ナイトモードもようやく搭載。9枚同時撮影と手ブレ補正・AIソフトウェア補正を組み合わせて、自然に明るい写真が得られます。



iPhone 11シリーズ、ついに夜間撮影モード搭載。A13と人工知能+超広角レンズの合わせ技


動画は4K 60fps や拡張ダイナミックレンジに対応。「スマートフォンの中で最も高品質なビデオ」と豪語します。

拡張ダイナミックレンジ撮影(背面で最大60fps)は、標準露出と短時間露出のフレームを交互に120fpsで撮影したうえで、ニューラルエンジンで全フレームを解析し被写体に応じた調整を施します。


前面カメラは12MP F2.2のTrueDepthカメラ。前面で4K60fps動画やスローモーションにも初めて対応しました。スローモーション自撮りを「スローフィー」と呼んでアピールします。






プロセッサは最新の A13 Bionic。プレゼンでの表現は「スマートフォン史上最速のCPU」。GPUについても、「スマートフォン史上最速のGPU」。

上位機種の iPhone 11 Pro と比較して安価な普及機種でありながら、心臓部のプロセッサは型落ちや廉価版ではなく、共通の最新プロセッサを採用します。

これは昨年の iPhone XR / iPhone XS 世代(どちらもA12 Bionic)と同じです。




空間オーディオの Dolby Atmosにも対応。


バッテリー駆動時間は、先代のXRより1時間延長。

別売り税別2800円の18W USB-C電源アダプタとUSB-C -ライトニングケーブルを使えば、30分で最大50%の高速充電に対応します。付属品は5W出力。



防水防塵は、XRより防水性能が向上したIP68。Wi-Fi 6(802.11ax)対応。

iPhone 11の価格は米国で699ドルから。



アップルはさらに上位機種として、2018年の iPhone XS / XS Max 後継機となる iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Maxも発表しています。

速報:「iPhone 11 Pro / 11 Pro Max」発表。初めて『Pro』を冠したiPhone


アップルストアの国内価格は、いずれも税別で 64GB 7万4800円、128GB 7万9800円、256GB 9万800円。

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この記事はEngadget 日本版からの転載です。

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