<E!>の特番「Nicki Minaj: My Truth」(全3回)が全米放映されたばかりのニッキー・ミナージュ。番組の趣旨は "ファンにニッキーをもっと知ってもらう" ことだったのだが、いざふたを開けてみると、ニッキーもまた自分の知られざる一面を知ることになったようである。
以下は<The Boombox>によるインタビュー記事(抜粋)だ。
「アタシって結構、悪態をついちゃうのよね」と、番組を見て語るニッキー。「他人が自分の人生を21分に編集すると、そうなるってわけ。ちょっとしたことが目立っちゃうのよ。見た後、『フォー・レター・ワード(f**kやs**tなど、4文字の罵り言葉)はもう使わないようにしなくちゃ』って思ったわ」
米ニューヨーク市クイーンズのサウスジャマイカ育ちのニッキー。その毒舌ぶりは家族や故郷の友人たちにとっては驚くに値しない。「どこ出身かによるのよ」と言葉を選びながらも話すニッキー。「私の家では父親が悪態をついていたから、私にもそれが染み付いちゃってるの」
番組での自分の態度には驚いたかもしれないだろうが、親友たちは何があってもニッキーを支えているという。特番が放映されてからすぐに、2人の友人が電話をしてきたそうだ。
「私の2人の親友、タイーシャとキャンディスは実際に、昨晩の番組に出ていたの」と、ニッキー。「『私って、ひどかった?』って聞いたら、『うまくやってるんじゃない?』って言われたわ。2人の意見は私にとって、スポットライトの中にいる誰よりもずっと意味があるの」
アメリカでは2ndアルバム『ロマン・リローデッド』の豪華盤『ロマン・リローデッド-ザ・リアップ』が発売されたばかり(日本では12月5日(水)にリリース)。ヒップホップ界のバービー(ニッキー)は最初、カメラが自分の一挙手一投足を追うのに及び腰だったが、次第に自分の浮き沈みをさらすことさえも苦にならなくなってきたようだ。
「(最初は)疑心暗鬼だった。嘘をつくつもりも、そしてすべてをさらけ出したいと思っていたとも言うつもりもないけど、それと同時に自分を偽ったり、カメラの前で "ドラマ" を見せたくもなかった」と、ニッキー。番組では彼女の自宅の中も公開しているのだが、中には台所で自分の食べたいある特定のものがないのに不満を表す一幕もあった。一方、ニッキーが最も感動したのは、第1回目の放送分でファンサインをしているシーン。ニッキーの筋金入りのファン "Barbz" が見せた反応だったとか。
「それがどれだけ感情にあふれたものだったか、私は気付いていなかったの。カメラマンから『多くのファンが(ニッキーに会えた感激のあまり)泣いているのがわかる?』って言われたわ。私は『エッ、ホント?』って思った。だけどファンの情熱は、まさに『ニッキー、心から愛してる!』って感じだったのよ」
「私はただ、絶対にファンの目を見ようとしているの。それが彼らに記憶に残るような経験となるんだもの。今までファンがどれだけ感極まるかなんて気づきもしなかったから、それを知ったときはとても感激したわ」
最後に番組自体について。ニッキーはもしかしたら、自分をさらけ出し過ぎているのかと感じるかもしれない。数百万もの視聴者の前に自分の人生/生活の一部を見せるのに、今がその時期だと思う理由はあるのだろうか?
「正直なところ、今がその時期なのかは私にもわからないの。だけど、自分のキャリアの中でしてきたすべての決断だって、同じだったわ。それをするのに適した時期かは、完全にはわかっていなかった。だけど何があろうとも、うまくいかせるんだと自分を信じて疑わなかったわね」
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