ビジネスの世界において、"良好な人間関係"は欠かすことができないもの。あの手この手を使って人脈作りに励んでいる人もいることでしょう。そんな精力的なあなたに朗報です。
あるアメリカでの実験で、コーラとピーナッツを食べさせながら説得すると、成功率が高かったという結果が出ました。ここから学ぶことは、「食事をするということは緊張を和らげる効果がある」というもの。
「仕事で激しいミーティングや意見交換をしているときとは違い、何かを食べているとき、人はリラックスします。その結果、話す事柄も友好的になっていくのです」と説明するのは、目白大学の教授で、書籍『本当の自分が見えてくる心理学入門』の著者・渋谷昌三氏です。
コーラとピーナッツを目の前にしてクライアントや上司と話していては、相談以前に「欧米か!?」とつっこまれるのがオチですが、一緒に食事をしながらの相談はある一定の効果がありそう。
ここでもう一つ、親しくなるためのポイントを渋谷氏は紹介しています。それは、「同じものを注文する」こと。
人間は、相手に対して無意識に類似点を探しているそうです。そして、その類似点が多ければ好感を持ち、さらには、好きになった人のことを真似したくなるようです。自分のファッションが、いいなと思っている人に似てしまったという経験はないでしょうか?
もし、クライアントや上司と食事をする機会があれば、積極的に同じオーダーをすることがポイントアップへの近道。相手が最初にビールを飲むなら自分もビールを。途中から焼酎に変えたら自分も焼酎に。
自分の真似をされていると相手のことを好きになる確率が高くなるといった実験結果もあるので、この作戦を使わない手はありません。まずは食事会へ、そして、同じ注文をする。これは人脈作りの「基本のキ」ともいえるでしょう。
photo:(C)2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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【書籍データ】
・『本当の自分が見えてくる心理学入門』渋谷昌三著 かんき出版
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