かつて、昭和の子供たちが夢見た「空飛ぶ車」は、21世紀に入ってからも実用化されず、SF作品によってのみ、その姿を眺めることができるという代物であったが、このほど、オーストリアのウィーンで開催された「Pioneers Festival」で、ついに本物の「空飛ぶ車」が紹介され、世界中から注目を集めている。
これはAeroMobil社が開発した「AeroMobil 3.0」という車で、パッと見は往年の人気玩具「ミニ四駆」のようなデザイン。スポーツカーとしてはまだしも、一見、空を飛べるようには見えないこの車だが、同社によると、約250mほどの草地があれば離陸でき、50mほどの長さの土地があれば、着陸もできるのだという。
【動画】http://youtu.be/kzYb68qXpD0
なお、このチキチキバンバンも顔負けの「空飛ぶ車」、その操縦にあたっては、一般のパイロット免許が必要とのこと。今後、どのような形で実用化され、広まっていくかは今のところ不明だが、実に夢のある話だけに、続報が気になるところだ。
文・藤井一成
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