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Filed under: 国際, カルチャー, ロシア
日本でも、エンストした車を、ほかのドライバーたちなどが助け、いわゆる「押し掛け」をすることで、ピンチを脱出することはあるが、このほど、ロシアからもたらされたのは、なんと、止まってしまった「航空機」を、乗客が押して飛び立たせることに成功したという驚くべき映像。ロシア 紙のコムソモリスカヤ・プラウダなどが報じている。
この騒動が起こったのは、ロシアにあるイガルカ空港。実はこの日、この空港付近は気温マイナス50度という、文字通りの極寒状態。そのため、飛び立つはずの旅客機が、滑走路付近で動けなくなってしまったのだという。そこで、意を決した乗客たちは、既に搭乗していたにもかかわらず、厚手のコートや手袋などを身につけて、寒風吹きすさむ機外へ。お互いに励ましあいながら、人力で大きな航空機を押し出すことで、ようやく窮地を脱することができたという。
【動画】http://youtu.be/2Ra-qBGlGDk
今回の騒動を振り返り、「みんな家に帰りたかった」「動くものなら動かしたほうが早い」「あのまま空港にいてもしょうがない」などと、人力での救出劇に参加した動機を語る乗客たち。同じような状況に陥っても、こうした乗客によるアクションが起きることはまずないだけに、現在も、世界中の人々から、彼らに対する驚きの声が巻き起こっている。
文・藤井一成
【動画】
Passengers push jet plane! Пассажиры толкают свой самолёт! YouTube
http://youtu.be/2Ra-qBGlGDk
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