4334228.jpgコイン・漫画・ポップカルチャーなどに強みを持つ大手オークション会社のヘリテージ・オークションズは、アメリカ版ファミコン(NES)用『スーパーマリオブラザーズ』の未開封新品ロムカセットが、同オークションにて10万150ドル(約1100万円)で落札されたと発表した。ゲーム単品としては史上最高価格とみられる。

NES版の『スーパマリオブラザーズ』は1985年から1994年までの間に11の異なるパッケージが販売されているが、今回のものはNES発売直後の1985年10月から1986年3月にかけてニューヨークとロサンゼルスでのみ流通していた最初期のバージョン。

以下、NESの『Wikipedia』より抜粋
1985年6月に任天堂はConsumer Electronics Showでファミコンのアメリカ版を発表した。外装と名称を一新、当初はニューヨーク市に5万台のみを投入。1985年10月18日には一部地域に限って出荷したが、大成功を受けて翌年2月には全米に出荷を広げた。

ゲーム関連のコレクターグッズ認証団体Wata Gamesによると、コンディションは10点満点中9.4点で新品または新品同様品を示す「A++」に認定された、現在知られている唯一の未開封新品だという。

落札したのはヘリテージ・オークションズの共同創設者の1人であるジム・ハルパリン氏、ゲームコレクターのザック・ギーグ氏、コインディーラーのリッチ・レッチェ氏ら3人のグループで、カセットは3者の共同所有になるとのこと。10万ドルという史上最高価格は、ヘリテージ・オークションズがWata Gamesと組んでゲームコレクター向けのオークションビジネスに本格参入することを宣伝するための“ご祝儀価格”と見ることができそうだ。

Wata Gamesのデニス・カーン会長は「『スーパーマリオブラザーズ』は最も認知度の高いゲームというだけでなく、1985年のゲーム文化を保存するものだ。希少性、人気、コレクターとの関連性のすべてをこのゲームは持っている。マリオはミッキーマウスよりもよく知られた、世界で最も知名度の高いキャラクターだ」と語っている。

画像とソース引用:ヘリテージ・オークションズプレスリリースより
https://www.ha.com/heritage-auctions-press-releases-and-news/copy-of-super-mario-bros.-video-game-sets-world-record-price-of-100-150.s?releaseId=3583[リンク]

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』
RSS情報:https://getnews.jp/archives/2124451