今回の記事は、「ねとぽよブログ」のろっくまん様よりご寄稿いただきました。
「キャラ萌え化」の波はここにまで!! JD1年生がゲーム実況動画にハマった理由
春休みの8割の時間をニコニコに捧げたJD、ろっくまんです!
いや、本当に……。正直自分でもおかしいんじゃないかな、と思ってきました。
今回はニコニコ動画のとある人気カテゴリについて、お話します。
人気のカテゴリっていうと皆さん何が思い浮かびますか?
歌ってみた? VOCALOID? 踊ってみた? 演奏してみた?
いやぁ~~~今はやっぱりゲーム実況でしょう!!!!!
ゲーム実況の人気は言わずもがなです! 人気実況者さんの動画は、投稿後すぐに総合カテゴリの上位にランクインし、公式生放送も「長時間ぶっ続け生放送」として取り上げるほどです。また、ゲーム実況ブロマガ「ゲキマガ」はその生放送の様子をリアルタイムで更新することで、ブロマガ内でかなりの人気を誇っています。さらに、実況者さんはTwitterでも大人気!
今回はそんなゲーム実況に萌える女の子についてお話したいと思います!!!
「え……? 女の子が? ゲームじkky……え?」と思っているそこのアナタに、教えて差し上げましょう。
ゲーム実況って実は女の子にめえええええええええええっちゃ人気あるんです!!!
■ 黄色い声の響くイベント会場
私がそのことに気づいたのは2012年の夏でした。
友人とTwitterを見ていたら、ある実況者さんが「明日都内でイベントをやります!」とツイートしていたんです。それを見た瞬間、二人して顔合わせて「行ってみる?w」「行ってみちゃう?w」「……」「「いくかーw」」と、その場のノリで、私はゲーム実況イベントデビューをしました。
会場に入ってみてびっくり。なんと200席以上ある客席はほぼ満席! 余裕でチケットが取れると思っていた私たちは、その会場の熱気に驚きました。そして一番驚いたのは会場内の男女比です。男性は会場の2割ほどで、カップルで来ている人が多く、それ以外はほぼ女性だったんです。先頭に座っている子たちはお揃いのファッションで、アイドルイベントさながらのテンション。開演ギリギリにやってきた子は、なんと制服姿のJK!!!!!
そんな会場に実況者たちが登場した途端、聞いちゃいましたよ。黄色い声! 私も久しぶりにキャーキャー言ってしまい、「三次元に萌えられるんだ……」と自分の新たな可能性に気づかされました。
イベント終了後に開催されたサイン会は長蛇の列が出来ています。そこに並んでる人も、やはり女性が多く、私も友人と一緒にサインをもらっちゃいました。
左上から ガッチマン、最終兵器俺達・こーすけ、最終兵器俺達・ヒラ、せんとす、湯毛、ドグマ風見
すごい豪華メンバー!(サプライズで開催されたので慌てて取り出したスケジュール帳にサインしてもらいました。)
この日を境に、私のゲーム実況オタク化は加速。今では毎日のように、ゲームカテゴリのランキングをチェックしています。ゲーム実況好きの友人と出会うために、Twitterで別アカウントも作成。「実況クラスタ」デビューをしたのでした。
■ 「喋ってみた」のゲーム実況
そもそもゲーム実況とは、プレイヤーがしゃべりながらゲームをする動画のことです。かつては、プレイ動画といって、ゲーム動画にユーザーが実況するだけで、プレイヤーの声がないものを指しましたが、最近では前者を示すことが多いです。今回の記事も前者を意味します。
ちなみにゲーム実況は、TAS動画にあるようなスーパープレイ動画ではありません。また、プレイ動画と違って、「しゃべり」が加わるため、ストーリーがさくさく進むとも限りません。しかし、プレイの障害となっている「しゃべり」こそが、ゲーム実況の面白いところなんです! 私がゲーム実況を好きになった理由もここにあります。
ある実況者さんが動画内で言いました。「実況している動画ってあんまないからね。喋ってみただからね。カテゴリとしては」――まさにその通り。しゃべりがなければ実況者のキャラクターが掴めないのです!
そもそも、ゲーム実況はゲームをクリアするまでの全過程を実況することが多く、動画もシリーズものになりやすいです。そうすると、シリーズを完走する頃には、プレイヤーの話し方やプレイスタイルから、その人のキャラクターを自分の中で作ることができるのです。
こうして一人の実況者にハマると、他の動画も面白い!
「この実況者は本当に絶叫系が苦手だったんだー」とか、色んなことが分かります。また、コラボ動画は「しゃべり」が「会話」になり、今までの動画とは違う一面を見つけたり、好きな実況者さんが自然と増えたりします。投稿されるとすぐにカテゴリランキング上位に入るほどの人気です。
最初は何の気なしに、ランキングにあがった動画を見るだけだったのに……。その実況者の他の動画を、他の実況者を、コラボ動画を……と、どんどんハマっていきます。
この連鎖ってゲーム実況好きな人は経験したことがあると思うんです!
このように、動画内のしゃべりやプレイが見出したキャラクターに、私たちは萌えているんです!!
たとえば、この動画とかゲームしてないですからね!
それでも本編動画より再生されているんです! みんなリスナーとして「しゃべり」を見に来ている一番わかりやすい例ですねー。
人気実況者のセピア、つわはす、p-pの3人がコラボしたリズム天国シリーズ終了後に投稿されたラジオ動画です(ゲームした感想や雑談を話しています)。
彼らのキャラクターが愛されすぎた結果、ついに「描いてみた」の対象にまでなってしまいました。
動画のコメントを見ると、上に書いたイベントが脳内再生されます。みんな本当にゲーム実況が好きなんだなー!
■ 発掘、そして出会い
ここまで読んでくれた方の中にこう思っている方はいないでしょうか?
「自分でゲームやった方が楽しくね?」
……はい。でも私……そうはいかない理由がありまして……。
実は私もんんんのすっごくゲームが下手なんです。
どれくらい下手かというと、マリオパーティーならばCOMを「よわい」に設定してもミニゲームで負けるレベルです。スマブラでは一番先に負けます。ポケモンでバッジを全部集めた記憶がありません。高校生になるまで、チャンピオンロードなんて都市伝説だと思ってました。
最後までプレイしなければストーリーが分からないゲームもありますが、私はいつも途中でやめてしまうので、ゲームの楽しさを分からないままに生きてきました。そんな私にとって、ゲーム実況はゲームを最後まで楽しめるたった一つの方法です。
また、ゲーム実況の魅力のひとつに、自分の知らないゲームに出会える楽しさがあります。ねとぽよブログのゆめにっき記事にも書かれているように、ゲーム実況は「新たなゲームの発掘の場」なのです。
ゲーム実況が"発掘"した『ゆめにっき』―そのアートとしての魅力 - ねとぽよ
もちろん、私みたいなゲーム苦手女子だけでなく、ゲーマー女子にも人気があります。友人のゲーマー女子は自分のできないホラーゲームはゲーム実況で見るそうです。プレイ済みゲームでも、縛り動画などだと一味違うので見るんだとか! たとえば、こんな動画たち。
あのマリカーを足でプレイしているんです! そりゃ一味違うわ……。
×上手い○上足い
ゲーム実況で人気のゲーム、バイオハザード。ホラーシーンやグロテスクなシーンのため怖いイメージがありますが、この動画で見てみるとバイオハザードの印象が変わります!
まさかの飲酒縛り動画。
このように、ゲーム実況は女の子とゲームの架け橋になってくれているんです。
■ おわりに
私のニコニコ専用Twitterアカウントを見ると、同じような理由でゲーム実況を好きな女の子たちがたくさんいます。動画が更新されるたびに感想をつぶやいたり、生放送をリアルタイムで実況するなど、もはや実況クラスタとして形をなしています。
ちなみに、今度開催されるニコニコ超パーティーにも人気ゲーム実況者さんが出場します。
もちろん当日、私も参加します! これを機に、どんどん実況クラスタの環が広がり多くの人が面白いゲームと出会えるようになることを願って今回はここら辺で失礼します。
ソンジャーネ!!!
ねとぽよブログ:「キャラ萌え化」の波はここにまで!! JD1年生がゲーム実況動画にハマった理由
寄稿いただいた記事は2013年03月29日時点のものです。
コメント
コメントを書くゲームが一般化してスポーツと同じようになってきたってことでしょ。
いろいろ細かい違いはあるにせよ。スポーツ選手にキャッキャいっとるのと変わらん。
女の人だとスポーツ自体が好きでなくても特定の選手のファンだったりもするしね。
まあ、ゲームが好きならゲーム実況いくらでもやればいいんだけどさ……
最近は実況見てると「いかにして人気稼ぐか」みたいな、ゲームを楽しむものじゃなくなっているのが多い。
純粋なゲーム好きとしてはちょっと悲しい。一部とは言え、そういうの見るとゲームは踏み台かよ、て思うわ。
どうせエロい目線で見だしたからはまったんだろ。
実況系…?
ブロントさんが実況系しか見たことないな・・・
つわはすのエグゼ実況は世代ストライクだったから楽しんで見てたんだが
こういう感覚は無いわ・・・
ゲーム実況に正解なんてあるかよ、最近じゃ公式から依頼でしてるのもいるが
だからといって他の実況やプレイ動画の全てが是とされたわけじゃない。
実況側や信者側にしろメーカー側にしろ、どちらかが異を唱えればたちまちその関係は悪化する。
考え方が古くて結構、思考停止して嫉妬と断定していただいても結構。
えっ
えっ
「ゲーム実況はこうあるべきだ」って主張は単なるエゴに過ぎないかもしれんが
初期のゲーム実況のような、「いかに面白いものを作れるか」という競争が見れなくなったのは
こういう(著者のような)人達への需要が高まったからなんだよね
本当に面白い動画への需要は相対的に低くなって実況者のモチベーションも低下していった
それが今みたいな実況者のアイドル化を招いて実況はどんどんつまらないものに変わっていった
きっと自分たちが一つのジャンルを食いつぶしたという自覚がこの人達には無いんだろうと思う
縛りや目標設定型プレイは見ていて面白い。
単純なプレイ動画も今や手に入らない過去のゲームなんかは十分価値がある。
で、今回上がってるような『ほぼニコ生と同じ』『ゲーム実況っていうかラジオ放送』みたいな作品も
それはそれで面白いとは思う。
ただしやっぱりどこかで邪道的な面白さであって、本道になるべきではなかった
ましてや『駄弁り系こそが思考』みたいなどや顔で言われると
それは違うだろう、と
誰かさんたちが他の形態を排斥した結果だろう、と そんなふうに感じてしまう
おもしろいし見てるけど腐女子が実況者を美化してきゃーきゃー言ってるのだけは理解できん