VR技術を使って、RPG(ロールプレイングゲーム)の原点・TRPG(テーブルトップ・ロールプレイング・ゲーム)を再現しようという意欲的なタイトルが登場した。その名は『Xpraize(エックスプライゼ)』。現在はPC向けのβ版がSteamで発売されており、正式版が7月1日にリリース予定だ。

会話主体のTRPGとVRが融合! 新ジャンルe-act

TRPGというのは、会話を主体として物語を進行させるテーブルゲーム。現在デジタルゲームとして親しまれているRPGは、このTRPGをコンピュータ化したものなので、TRPGはRPGの原点といえるゲームなのだ。

TRPGの参加者は、ゲームマスターとプレイヤーの2種類が存在する。

ゲームマスターはゲームの司会進行役としてシナリオを準備し、プレイヤーたちのゲーム内での状況をプレイヤーへと説明する。またルールを司る審判者として、攻撃や探索などといったプレイヤーたちの行動が成功したかどうかを判定するのもゲームマスターの仕事だ。

これに対しプレイヤーたちは、RPG内のキャラクターとして目的達成を目指し冒険の旅を繰り広げる。

『Xpraize』は、こうしたTRPGの概念を取り入れたVRゲーム。最大5人でプレイできる。

ゲームの舞台はデジタルの仮想空間。VRデバイスのモーションキャプチャー機能によって、プレイヤーのリアルな動きがアバターへと反映される。たとえば、プレイヤー自身が実際に呪文を唱えると、音声認識によって魔法が発動されるといったかたちだ。

なお、VRで参加するプレイヤー側に対してゲームマスター側はPCでの参加となる。ゲームマスターは、たくさんのカメラを切り替えつつプレイヤーの動きを撮影可能。簡単に映画的リプレイ動画を作ることができる。

作成したリプレイ動画を動画投稿サイトへ投稿することで、プレイヤーとゲームマスターのみならず、動画視聴者も楽しめるという。『Xpraize』を開発した株式会社RedefineArtsは、こうした楽しみ方ができる同作を、e-sportsに着想を得て『e-act』と名付けたとのこと。

発売されるパッケージはプレイヤー用とゲームマスター用の2つ

同作はVRでプレイするプレイヤー側のパッケージと、PCでプレイするゲームマスター側のパッケージと2つに分かれての発売となる。

プレイヤー側パッケージはベータ版が1520円(税込み)、正式版は3000円(税込み)で販売される予定とのこと。

また、ゲームマスター側パッケージは無料。

販売プラットフォームはPC(Steam)となっている。

Steam:Xpraize Beta:
https://store.steampowered.com/app/1929770/Xpraize_Beta/[リンク]

Steam:Xpraize Beta for GameMaster:
https://store.steampowered.com/app/1914950/Xpraize_Beta_for_GameMaster/

(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)

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