7月下旬のリリース予定に先駆け、その遊び方を詳しく知ることができるメディア向けの先行体験会に参加してきました!
キャンプ場で試遊してきた
体験会の会場となったのは、新潟県三条市にあるキャンプ場。スノーピークが運営する「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」で開催されました。
ゲームアプリの試遊は通常オフィスの会議室などで行われることが多いのですが、“睡眠”をテーマにしたアプリということで、実際に寝て起きるまでを体験する必要があるというワケですね。
そしてゲームを実際に遊んでみて分かったのですが、なるほど広大で自然豊かなキャンプフィールドがゲームの世界観と非常にマッチしていました。
ダウンロード前に知っておくべきこと
ポケモンスリープは、いたるところにカビゴンが生息する島を舞台に、ポケモンの睡眠生態に詳しいネロリ博士と“ポケモンの寝顔”を研究していきます。
ゲームの概要についてポケモンの担当者からひと通りの説明を聞いた後、いざチュートリアルをスタート……したのですが、思わぬ事実が発覚。
ゲーム画面には、「準備ができたら寝よう」「睡眠計測には1時間30分以上の計測が必要です」の案内が。チュートリアルで睡眠を促されるゲームなんて初めてだよ(笑)。
睡眠がテーマなので言われてみれば当たり前ではあるのですが、ウッキウキでアプリをダウンロードしても現実世界で寝る準備が整っていないとチュートリアルが進まないので要注意です。
時刻はまだ夕方の16時頃だったため、就寝までの時間はテントで過ごしたり、BBQを堪能したり、キャンプ場に併設された温浴エリアで露天風呂やサウナを楽しんだり、日頃と比べてアクティブに活動することができました。眠るのが楽しみで早く床に就きたいと思うと、自然と日中の過ごし方にも意識の変化が生まれるかもしれませんね。
そして夜になり、この日はいつもより早めの22時に就寝。ポケモンスリープで睡眠計測を開始したら、枕元にスマートフォンを置いて朝が来るのを待ちます。スマホの加速度センサーが睡眠中の身体の動きを検知し、アプリが朝まで睡眠の状態を記録してくれます。スマホは充電しながら裏返して置くのがポイントだそうです(計測中は画面が自動で暗くなり、低消費電力モードに切り替わります)。
スマホを寝床に置きたくない人は、7月14日に発売される新デバイス「Pokémon GO Plus +(ポケモンゴープラス プラス)」をポケモンスリープとつないで枕元に置いてもOKです。
起きたら睡眠の状態をチェック
夜中に何度か目覚めつつも、翌朝は6時30分に起床。「睡眠リサーチ」で睡眠計測の結果を確認してみましょう。
8時間30分以上の睡眠を100点とする睡眠時間の長さに応じた「睡眠スコア」や、睡眠の傾向が「うとうと/すやすや/ぐっすり」のいずれかに分類される「睡眠タイプ」、さらにゲームを進めるうえでカギとなる「ねむけパワー」のスコアなどが表示されます。
ねむけパワーは、睡眠スコアと、後述するカビゴンの「エナジー」を掛け合わせて日々決まります。
睡眠スコアはあくまでも睡眠時間の長さを示すもので、うとうと/すやすや/ぐっすりの睡眠タイプはスコアに影響しません。また、睡眠タイプはデータを蓄積する中で過去の自分の傾向と比較したものが示されるので、他の誰かと比べるプレッシャーを感じることのない設計になっています。
ポケモンスリープを手掛けたポケモンの小杉要プロデューサーは、「弊社が行った調査で、睡眠の理想と現実にギャップがある人は多いことが分かっています」「(ポケモンスリープは)睡眠の悩みを改善するアプリではありませんが、毎日の睡眠を楽しみにしていただいて、その結果として自身がどのような睡眠傾向にあるのか“見える化”するところまではお手伝いできるかなと思っています」と説明しています。
継続的に使用することで毎日の睡眠のリズムを知ることができるので、ゲームとしての側面はもちろん、データを蓄積して自分の睡眠記録を後から振り返ることができる計測ツールとしても役立ちそうですね。1週間単位で睡眠の規則性を評価するレポートも用意されているようです。
ねむけパワーに応じてポケモンが集まってくる
カビゴンのねむけパワーには、島に生息するポケモンたちを引き寄せる不思議な力があります。
チュートリアルでは、カビゴンの周りに、ゼニガメ、ピチュー、ヨーギラス、イシツブテ、ウソハチが集まってきてくれました。先ほどの睡眠タイプに応じて、同じような睡眠パターンを持つポケモンが集まるようです。
どのポケモンも寝顔がかわいい! 眠り方にもポケモンの特徴や性格が反映されているので、シリーズを遊んできたファンほどニンマリしちゃうかも。ポケモンスリープはこの「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指すのがメイン要素のひとつとなっています。
リリース時には100種類以上のポケモンが登場予定で、それぞれのポケモンにレア度が異なる複数の寝顔が用意されているとのこと。そして、カビゴンのねむけパワーが大きいほど、より多くのポケモンが集まってきたり、珍しい寝顔を発見しやすくなるそうです。
集まったポケモンを仲間にしよう
寝顔リサーチで集まったポケモンには「ポケサブレ」をあげることができ、仲良くなると「おてつだいポケモン」として仲間になります。
おてつだいポケモンが拾ってきた「きのみ」をあげると、カビゴンが成長してエナジーが貯まっていきます。
また、朝・昼・夜の1日3回、カビゴンに「料理」を作って食べさせることができます。料理はエナジーが豊富なため、きのみより一気に大きく育てることができます。
カビゴンにはそれぞれ好みのきのみや料理があり、おてつだいポケモンによってもスキルが異なるため、エナジーを貯めるにはおてつだいポケモンの編成も重要となります。
そして、このエナジーを貯めれば貯めるほど、朝起きた時のねむけパワーが増幅しやすくなります。つまり、昼間はカビゴンを大きく育てて、夜はたくさん眠って高い睡眠スコアを獲得することが、ポケモンを集めやすくするためのコツというワケですね。
<ねむけパワー = エナジー × 睡眠スコア>
とはいえ、日中ゲームをプレイしていなくてもバックグラウンドできのみを拾って集めてくれるので、他のゲームと併用しながらでも負担なく遊べる設計になっていますよ。
毎週月曜に新たなカビゴンと出会う
ここまで紹介したとおり、夜に睡眠計測を行い、翌朝にポケモンたちの寝顔をリサーチして図鑑を埋め、日中はカビゴンを大きく育てるのがポケモンスリープの基本的な遊び方です。
毎週月曜に新たなリサーチが始まるため、フィールドを選んで新しいカビゴンと出会い、1週間かけてカビゴンを大きく育てていくことになります。ねむけパワーは毎日蓄積されていくため、週末に向けてより多く、珍しいポケモンに出会えるチャンスが広がっていきます。
まだチュートリアルを終えたばかりの段階ですが、自分の睡眠がカビゴンの成長とシンクロしている感覚が楽しく、睡眠に対するモチベーションが高まるゲームアプリだと感じました。
ライトな遊び方も可能で、寝る前に睡眠計測を設定して、起きたらリサーチして図鑑をチェックするだけでも十分に楽しめるゲームデザインになっています。
裏を返せば1日のうちで睡眠にかけられる時間は限界があるため、やり込みプレイが少し難しいのですが、図鑑を早く埋めたいプレイヤー向けには、カビゴンの成長やおてつだいポケモンをサポートする課金アイテムも用意されています。
この後も1週間のゲームサイクルを体験してみて、新たな発見や気付いたことなどがあればレポートしたいと思います。
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