ロンドンにあるレストランの朝食メニューを見たフランス人が「美味しそうなんだけど」と持ち込んだこちらの画像。ベイクドビーンズ、ベーコン、ソーセージ、エッグトースト、マッシュルームソテーと焼きトマト。これがイギリスの伝統的な朝食“イングリッシュ・ブレックファスト”だそうです。朝食限定で美味しさを語られるのも少し悲しい感じがしますが、イギリスの朝食は海外でどのように評価されているのでしょうか。
画像を見た人たちの反応
・これは朝食の画像なんだけど？
・後ろの方の、豆と卵の間にあるのは何？
・マッシュルームとトマト
・ベーコンはいいけどソーセージが安物っぽい。ハッシュドポテトがないのは自然と女王に対する冒涜だぞ
・ブラッドソーセージを忘れてるよ
・ブラッドソーセージはどこー？
・イギリス人じゃないけど、イギリスの朝食は最高だと思う
・これ以外にカレーもあるんだぜ。インド発祥だけど
・イギリスカレーはインドカレーとはまったくの別物だろ
・イギリスの美味い料理は移民が持ち込んだものだね。一方、フランスの最高の料理はフランス料理だ。良いフランス料理は本当に素晴らしいよ。まぁまぁなのがイタリアンと中華。
・豆以外はアメリカの朝食とほぼ一緒だね
・イギリスの料理は「茶色」か「茶色と黄色」か「茶色とオレンジ」か「茶色と赤」ばっか
・まぁ結局はね……
・それはちょっと言い過ぎ。イートン・メスがあるよ。まぁ確かに伝統的な食事は茶色ばっかだけど
・アメリカの料理は果糖とコーンシロップと脂肪と塩分ばっかだよね
・「イギリスのメシはマズい」ってのは、300年前の戦争で負けたフランス人が負け惜しみで広めたんだと思う
・ミシュランガイドによると、ロンドンにはパリよりも多くの星付きレストランがあるんだけどな。全部がマズいわけないだろ
http://www.viamichelin.com/web/Restaurants[リンク]
・フランスに住んでて間違いなく言えるのは、フランスの文化と料理は他のすべてより優れてるってことだ
・毎日高級レストランで食べるなら、そうかもね。でもそれ以外は……
・日常の料理ならメキシコが最高だし、日常の夕食ならイタリアが最高だ
・フランス人だけど、いつもエスカルゴとチーズを食べてるわけじゃないしね
足りないという指摘が複数あった“ブラッドソーセージ”（英語名：ブラックプディング）とは、主に豚の血をひき肉などと腸詰めにしたソーセージのこと。見た目はドス黒くて、茹でると血生臭さは薄まるものの、ややクセのある味がします。Google検索の候補に「ブラッドソーセージ まずい」と出てくるところからすると、大方の日本人の口には合わないかも？ デパ地下やソーセージ専門店で買うことができるので、レバー好きな人はお試しあれ。
さて、日本人からすると「茶色ばっかり」「野菜が足りない」「全部を一皿にまとめるな」とか、色々言いたくなるプレート料理ですが、海外の人たちからは概ね好評のよう。フランス生まれのイギリス人小説家サマセット・モームが「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食をとればいい」と皮肉ったように、朝食（とお菓子）の美味しさは認められているようです。
しかしこのような伝統的な朝食も今では作る家庭が少なくなり、シリアルだけとか、パンとジャムと牛乳だけのような手抜き料理で済ませる家庭が多くなっているそう。だからこそジェイミー・オリヴァーみたいな食育を勧める料理人が注目されるわけですね。
画像とソース：『imgur』および『reddit』より引用
http://imgur.com/gallery/FXMDlxz[リンク]
https://www.reddit.com/r/pics/comments/41kisq/im_french_and_ive_always_been_told_english_food/[リンク]
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
