コーヒーにふくまれれるクロロゲン酸が、糖尿病発症のリスクを抑えるとして、特定保健用食品として認められています。ところで、コーヒーには興奮作用をもたらすカフェインも含んでいます。
カフェインを含んだエナジードリンクとカフェインの錠剤を服用して、2015年12月21日に福岡市の男性が死亡した事故は、医療関係者の間で問題になりました。それというのも、カフェインの最大摂取量について、日本では明確な基準がないからです。
一般的に化学物質は、体重や性別、年齢などによって身体に与える効果が変わってきます。
これだけでなく、体質によっては、男女年齢性別体重関係なく、特定の化学物質に過敏に反応する方もいます。
ということは、亡くなられた男性ほどではないにしても、同じようにエナジードリンクやカフェインの錠剤を少量服用しただけでも、医師の手当てが必要になる方がいるかもしれません。
同様に、大量にコーヒーを飲んだ場合も同じようなリスクが起こることは十分に考えられます。
コーヒーが、一部の肝臓病や片頭痛に良い効果を与えることを主張する医師は多数います。ただし、気分が悪くなったり、体質的に飲まない方がよい人もいることも認めています。
特に、コーヒーの摂取を控えたほうがよいのは、妊娠中と授乳中の女性。早産の原因や低体重出生のリスクになると、多くの医師が指摘しています。
また、カフェインは細胞中のカルシウムを排泄する作用があるため、骨そしょう症を招く可能性もありえます。
それでも、コーヒーを楽しみたい方は、カフェインを除いた「デカフェタイプ」のインスタントコーヒーや、ミルクを加えて楽しむという方法が良いようです。
要するに、妊娠中授乳中の女性は、可能な限り避けて、他の方はほどほどに楽しむのが一番ということでしょうか。
コーヒーにリフレッシュを求めることを依存しないように、他のことで心の安定を図るように意識することが大事ということでしょうね。
写真はイメージ ぱくたそ https://www.pakutaso.com/20150100009post-5032.html より
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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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