スティーヴン・スピルバーグは、ゲイ・タリーズによる最新の小説『The Voyeur’s Motel(原題)』の映画版をプロデュースする。サム・メンデスが監督し、ドリームワークスが製作する。
メンデスは自身のニール・ストリート・プロダクションを通してプロデュースを行う。ジェームズ・ボンドの映画『007 スカイフォール』と映画『007 スペクター』を監督したメンデスは、ドリームワークスの映画『アメリカン・ビューティー』で監督デビューし、映画『ロード・トゥ・パーディション』、映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』と、ドリームワークスでは3本の映画を監督している。
ドリームワークスはタリーズの小説の権利をオークションで獲得した。オークションのブローカーはCAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)が務めた。
ストーリーはコロラド在住のホテル業を営むジェラルド・フースが、宿泊客のセックスを見ることを中心に展開する。フースは1980年にタリーズと接触し、次のように記した。
「親愛なるタリーズ。まもなく出版予定の小説『汝の隣人の妻』を含め、アメリカ全域に及ぶあなたのセックスに関する研究を知ってから、私はこの本や次回の作品に貢献できる重要な情報を持っていると気づきました」(フース)。
『The Voyeur’s Motel(原題)』の一部抜粋は4月11日発行のザ・ニューヨーカーにて公開された。小説は7月12日にグローブ・プレスから発刊される。
CAAは、メンデスとタリーズの間に立って取引を仲介した。メンデスはジフレン・ブリッテンハムの弁護士のメラニン・クックと代理人契約を結んでいる。タリーズはジャンクロー&ネスビットのリン・ネスビットと出版に関する代理人契約を結んでいる。
このニュースは、Deadline Hollywoodが最初に記事にした。