王をたたえよ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が『アバター』を追い抜き、北米史上最高の興行収入を記録した。1月6日(現地時間)、『スター・ウォーズ』のエピソード7は公開からわずか20日間で、『アバター』の生涯興収7億6050万ドルを上回った。
米ディズニーは声明の中で、「我々はこの記録を誇りに思います。ファンのみなさんの情熱と変わらぬ支持がなければ、この記録を達成できなかったはずです」「ここではそれを感じることができ、毎日支えとなっています。『スター・ウォーズ』の輝かしい未来にもその支えが継続していくことでしょう。確かに覚醒は起こったのです。すべてはみなさんのおかげです」と、述べた。
ひとつ重要な警告としては、この圧倒的な興収はインフレを勘定していないということだ。チケットの価格設定が上昇したこと考慮すると、『風と共に去りぬ』は17億ドルで歴代最高の興収を記録したことになり、シリーズ1作目となる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が15億ドルで2位となる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、『サウンド・オブ・ミュージック』『E.T.』『タイタニック』のようなクラシック作品に後れをとって21番目だ。
全世界で見ると、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は15億ドルを稼ぎ、歴代4位の興行成績に位置している。世界で2番目に巨大な市場である中国では、今週末より劇場公開となる。本作は中国でどれだけ熱狂的に受け入れられるかによって、28億ドルで歴代の全世界興収トップを誇る『アバター』を撃破するだろう。
米ディズニーは2012年に、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』シリーズの権利と共にルーカスフィルムを買収するため、40億ドル以上を支払った。そして、『スター・ウォーズ』の新たな3部作といくつかのスピンオフ、前日譚を製作する計画を明かした。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の興行成績で大成功を収め、この計画は良いスタートを切ったように思える。ジョージ・ルーカス監督が旧3部作を多くの映画ファンにとっての文化的な試金石にたらしめた冒険のスピリットを取り戻したとして、本作とJ・J・エイブラムス監督には称賛の声が上がっている。