かつてスキーブームに火をつけた映画「私をスキーに連れてって」が公開されてからはや四半世紀。日本生産性本部がまとめた12年のレジャー白書によると、スキーの参加率は6.2%、スノーボードは3.3%と信じられない位低い数字。
今や一部の上級者を除き、初心者や若者はゲレンデに足を運ばない人が大多数となっている。そんなゲレンデに縁のない若者やファミリー向けに各スキー場は様々な集客への取り組みを行っています。これからスキーやスノーボードをはじめる人、またしばらくゲレンデから遠のいていた人はお得な情報が盛りだくさん!必見ですよ!
近い!安心!安い!初心者をターゲットにしたお得な情報!
スキー場を運営するクロスプロジェクトグループはスキーやスノーボードの初心者の集客力を高めている。
群馬県水上町のノルン水上スキー場のパンフレットでは、「スキー場は近い!」として、東京都心からのアクセスを太字でアピールしている。
車なら関越自動車道の水上インターチェンジから約5分。コースやリフト、レストランではなく、「都心から100分!」の立地を全面に打ち出しながら、11年シーズンは10年シーズンより26%多い約11万8000人を集客した。
また、同社が別に運営する、長野県伊那市の中央道伊那スキーリゾートでは、「ノーマルタイヤで楽ちん!晴天率約80%」として、安心感をアピールしている。マイカーで行くスキー場を選ぶ場合、慣れない雪道での立ち往生は避けたい。「スタッドレスに履き替えるのは面倒」と思っているところに「ノーマルタイヤ」というキーワードが目に入れば選んでもらいやすい。
伊那スキーリゾートのパンフレットには他にも「お財布が楽ちん!」として1000円の子供リフト券を紹介したり、「手ぶらセットで楽ちん!」としてスキー板やブーツ、ウエアのレンタルサービスをアピールしたりもしている。「初心者のためのスキー場」というメッセージを強く打ち出している。
日本全国131カ所のゲレンデがこの冬19歳のリフト券をタダに!
スキー・スノーボードなどのスノーアクティブは年齢が上がるにつれて参加率が低下するという特徴があるため、若年層・初心者層の強化とその後長く継続してもらうための方策が必要だ。そのため、2011年11月に観光庁後援の元、発足されたプロジェクトが「雪マジ!19~SNOW MAGIC~」だ。このプロジェクトはスノーアクティビティ市場にとってエントリー層となる19歳のリフト券を無料にし、若年層を増やし、今後長きに渡り、スキー場を再活性化させる目的だ。
今年は昨年の1.5倍となる131カ所のスキー場がこのプロジェクトに賛同、19歳以外の方も19歳の友達や家族を紹介すると無料リフト券が入手できるなど、昨年よりパワーアップしたサービス内容となっている。
遠のいた客足を取り戻そうと各スキー場、お得なサービスやイベントを多数行っています。まだスキー・スノーボードをはじめた事がない人ははじめ時、遠のいていた人は戻り時ですよ!
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