電源開発の磯子火力発電所を視察。最新の環境対策設備を導入し、環境負荷低減とエネルギー効率向上を世界最高水準で両立した都市型石炭火力発電所だ。震災以降、再生可能エネルギーをあたかもベース電源である原子力の代替に使えるかのような議論が散見されるが、稼働率の点からも直ちにはベース電源にはなり得ない。原発停止で化石燃料の追加費用が毎日100億円かかっている現実を考えれば、エネルギーのベストミックスにおける石炭火力の重要性は、ますます高まるだろう。夕刻からという異例の視察に快く応じてくれた電源開発さんに感謝申し上げたい。