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「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」

日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)



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愛甲猛 寄稿記事
日本WBC惜敗 愛甲猛のどこよりも早いWBC分析

とうとうWBCで日本は負けてしまいましたね。

と言う事で俺なりの総括をしたいと思います。
あくまでも俺なりの勝手な総括なのをご了承願います。

準決勝をニコ生で解説してたって言うか全試合やったんだけど、まぁ不満と疑問が残る試合ばっかりだった気がする。
そう思うのは俺だけかな?当初山本監督は日本らしいスモールベースボールで行くって言ってたけど、フタを開けてみたら初戦のブラジル戦からキューバ戦までの3試合の戦いを観て、常に先取点を許して追っかける野球ばかりで、日本は投手力が非常に良いんだから先取点を取りに行って逃げる野球が一番勝つ確立が高いのに、全然先取点を取りに行く野球になって無かった。

糸井に送りバントをさせた場面もあったけど、あれは采配として積極的なバントじゃなく消極的なバントに見えた。だって打順は三番、チームの中でも打てる確立の高い選手、まして左バッテリーと来たら色んな作戦が立てられるのに、バントだよ。送りバントは一つアウトを相手に献上する作戦だけど、早い回の糸井のバントなんて意味の無い勿体ないアウトになっちゃうよね。27あるアウト全てとは言わないけど、アウトにも意味を持たせるのがベンチワークだと思うんだけど、違うかな?
消極的なアウトを作るのがスモールベースボールじゃないと思うね。

更に気に入らなかったのが、
スモールベースボールと言っときながら、3試合ともビハインドの状況なのにセフティバントをやったのが初戦ブラジル戦の1回から始まりキューバ戦の9回表の27イニング目に代打の本田が初めてやったんだよ。結果はファールだったけど。何か選手の意識が薄いのかベンチが何も考えて無いのか選手任せなのか、とてもスモールベースボールが徹底されてない証拠だよね。
確かにチームの主軸を預かって気を使うのも分かるけど、その前に日の丸を背負って戦ってる事を忘れて欲しくなかったなぁ。相手だって国を背負って戦ってる訳だから、選手に気を使ってたら苦戦するのも当然だよね。

でもそんな予選日本ラウンドを苦戦してた貧弱な日本チームの中、チャイニーズ台北戦の井端は流石だったね。俺も中日で一緒にプレーしたけど、まぁ寡黙な奴で口にするのは挨拶くらいで本当物静かな奴だったけど、今回男になったよね。一番物静かな男がチームを活気付けたな。逆を言えば若手は何やってんだって事だよね!

チャイニーズ台北戦の井端で思い出したけど、9回に井端が同点打を打った打席の時の鳥谷の盗塁の事をTBSの解説者はベンチからのサインとか言ってたけど、あれは多分ベンチからのThis ballのサインじゃないよ。何故かって?
それは、This ballのサインだったら当然バッターの井端も分かってる訳で、カウント1ボールの状況だから当然井端は盗塁を助ける為に空振りしてる筈だよ。これはファーストストライクまでは空振りするって言うのがセオリーだからだよ。
 でも実際井端は見送ったよね。これは井端も意表を突かれたって事で、言う成ればサインではなくファーストコーチャーの緒方が行けるなら行って良いとベンチの意向を耳打ちしてたって事で、まぁあの場面でサインが出せないベンチの勇気の無さを鳥谷が救った盗塁って事かな。鳥谷も誉めてあげないとね!!